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神様じゃないんですから「もし、あの時・・・」は傲慢な言葉

category - 日記
2018/ 07/ 16
                 
今まで実母さんの介護の話と思って読んでいたブログが、
義母さんの介護の話だと判明。
私と同じ介護嫁さんだったのね・・・と感慨深いものがありました。

この方の義母さんは、「胃ろう」をつけておいでです。
「胃ろう」をつけるかやめるかという話合いで、実子さんたちが「つける」選択をしました。
有料老人ホームで暮らし、現在は入院中ですが、自宅介護ではないといえ、
家族にはいろいろ苦労がつきものです。
胃ろうは思いのほか、感染症を起こすことが多いそうですし、
胃ろうをつけた入所者さんはNGという施設も多いそうです。

この間、家族での話し合いの際に、「こんなことなら胃ろうにしなければよかった」と
ある肉親が言ったことで、胃ろうに伴った苦労の愚痴になりました。
このお嫁さんが、当時、自分が消極的な反対意見を言ったことを口にすると、
どうしてもっと強く反対してくれなかったのかと不満を示されたそうです。

嫁という立場で、強い反対意見など、言えないですよね。
胃ろうするかどうか選択を迫られるということは、
本人が口からの食事では、生きていくだけの栄養を摂取するのが困難なはず。
「嫁が強く反対したので、胃ろうはしませんでした。すぐに弱って亡くなりました。」
これが十分あり得る状況で、強く反対できるお嫁さんってどんな人?

実子さんたちにしても、本気でお嫁さん強く反対してくれなかったせいで・・・と
思っているわけではなく、八つ当たりのようなものなのかもしれません。
相手も辛くて弱音を吐いているわけで、被害者みたいに言わないでください、
自分の選択でしょう?とは言えません。
仕方ないわねとスルーするしかありませんが、そう言われたら辛いと思います。

そもそも、胃ろうするのとしないのと、どちらがいい結果につながるかなど、
神様じゃないんですから、わかるはずもありません。

ブログ主さんはブログの冒頭で、「もし、あの時・・・」の話は避けるべきだと書いていらっしゃいますが、
本当にその通りで、いい大人が口にすることではないと思いました。
まあ、私がそう思ったって、言う人は言うのですから仕方ないですが。

私たち人間は、今の行動が未来にどういう形になって現れるのか知ることが出来ません。
それを考えたら、「もし、あの時・・・」は傲慢な言葉だと思います。

でも私の思考回路にも、こういうの、あるんですよね。
あの時こうしていれば!って思ったこと、何度もあります。
もしそういう思考が浮かんだら、自分に静かに「それは傲慢ですよ」と言い聞かせようかな。
とりあえず、その時に出来る最善をしていくしかないです。

人生100年も珍しくない時代になって、介護の道は果てしなく長く感じます。
介護施設も介護保険もあってありがたいですけど、
それがなければ、乗り越えられない坂じゃないか?と思います。
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コメント

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No title
私もその方と同じように延命するか否かという場面に遭遇したことがあります。医者と私は植物人間になる可能性がたかいと主張したのですが、実子がどんな形でも命があればいいと強く主張し、医者もその意見に従ったことがあります。
koalaさんのところもそうだと思いますが、実子が必ずしも親のことをもっとも考えているとはいえません。しかし、決定権は本人、次に肉親にあるという暗黙のルールを破ることは困難です。

「もし」と過去に囚われることは、正しくないと仏教は考え「業」とか「縁起」という考えを持ったのだと思います。神のようにすべて自分の意志で決まるなら「もし」といってもよいでしょうが、人間の自由意志が働く範囲は100分の1もありませんから。人間は遺伝子を含めてほぼ他律的な存在ですね。自分でどうにかなると考えるのは錯覚です。この錯覚に悩むのですが。
No title
おはようございます(^^)。

私の母は遺漏を取り付けてもう10年以上が経ちます、姉が面倒を自宅で…私はその姿を観てどうして???と思ったものですが。。。
姉には何も言えません、ただただ寝たきりで母はどう思ってるのだろうと…頭は確りしてます、だから余計に考えます。
が、姉の思い?苦労は如何程かと思えば感謝しかございません。

今日も笑顔で素適な一日を過ごしましょう。
No title
sioさんへ

胃ろうを本人が望むのかという問題ですが、
少ないながらも、一時的に胃ろうにして、食べる能力を少しずつ獲得して、
胃ろうを外したというケースもあるそうです。
外せないまでも、胃ろうで元気になって、やってよかったというケースもあります。
私は自然に死にたいので勘弁してほしいと思いますが。
この方の場合は、ご本人の義母さんが寝たきりの痴呆症でしたから、
お嫁さんは反対したのですけどね。

自分でどうにかなると考えるのは錯覚です。
これは至言ですね。本当だと思います。
ただこの錯覚は結構リアルなので、振り回されますね。
No title
みゆきママさんへ

お姉さまは、どうしてもお母様に生きていて欲しかったのですね。
頭がしっかりしていらっしゃるということは、お母さまも、
お姉さまの決断を受け入れて、賛成したということなのでしょうか。

10年以上、自宅で面倒を見ておいでで、特に深刻な感染症も起きず、
親子で仲良くお暮しなら、結果としてよかったのかなぁと。
お二人の話を聞かないと本当のところはわかりませんけれど。
そんなにまでお姉さまに愛されて、いいお母さまだったのでしょうね。