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2メートル先には伯母の笑顔

category - 日記
2017/ 09/ 14
                 
伯母のお骨は、実は私のパソコン椅子から2メートル東の壁際にあります。

実家でお葬式をしましたが、お骨になってからの七日ごとのお参りを、
毎週、三十五日の法要の日まで、実家でするのは大変なことです。
(私の嫁ぎ先の方では四十九日法要なのですが、こちらのお寺では三十五日法要みたいです。
宗派の違いなのかどうか、そういうしきたりのことはよくわかりません。)

七日念仏は火葬した日の曜日ごとに、夜に行います。
実家の電気がすぐ復旧する状態ではないというのも、もちろん大きな理由ですが、
それは正式に電力会社に依頼すれば、間に合うかもしれません。
取り外したメーターを改めて設置工事するのが1週間以内に出来れば、
半年契約を結んだら、すぐに電力再開はできるはず。

それよりも、通うのに大変すぎるので、どうしようかと思っていました。
私一人なら、毎週水曜日に仕事を休めば行けますけど、オットも毎週早引き?
妻の伯母、ですもんねぇ。親なら頼みやすいけど・・・。
それとも、和尚様と私の二人だけで七日念仏?それもちょっと・・・。

葬儀屋さんは単純明快に言いました。
「今はやらない人も多いです。お葬式をしない人も増えているくらいですから。
お寺さまに、率直に、七日念仏はやらないと伝えても大丈夫です。」

昔ニンゲンの私とオットは、やはり少したじろぎましたが、
オットの決心はすぐでした。
「お骨と御位牌と写真は家に持って帰ろう。いつでも拝めるし、伯母さんも喜んでくれるさ。
母屋には仏壇があって宗派が違うから置けないけど、離れの家に置けばいい。」
葬儀屋さんは、「この白木の台を差し上げますから(買うんですけど。笑)使ってください。」

考えてみたら、私がたじろいだのは、伯母が嫌がるという気持ではなくて、
和尚様が、koala夫婦を、この人たちはこんな考えなのかと嫌な気持になるだろうと思ったからで、
よくある(人に嫌われたくない、悪く思われたくない)という見栄だったと気が付きました。
両親もお願いした和尚様なので、よく思われたかったんですね。

そこに気が付いたら、もうたじろぎは消えて、どう思われてもいいから、
出来る範囲で、自分たちらしく伯母を弔おうという気持ちがストンとおりてきました。

仏教的には、もちろん七日ごとのお経には大きな意味があるでしょうし、
それをやめますなんていうのは、和尚様にとっては、不謹慎なことでしょう。
不謹慎なことを言ってごめんなさい、という気持はありますが、
仕方ないと割り切っているドライな姪でありました。

伯母の笑顔の写真を日に何度も眺めて拝んでいます。
リハビリの先生と写したスナップ写真を加工していただきました。
がんばり屋だった伯母は、リハビリに熱心な人でした。

服は普段着のまま、加工してありません。
これは両親の時もそうでしたので、父の時、父の弟さんには不評でした。
どんなきちんとした服装だって、頼めば着替えさせてもらえるのにって。
でも、私は、生前の姿をより彷彿とさせてくれる写真の方が好きなんです。
きちんとしていたほうが立派に見えていい、という叔父の感性とは馴染みません。

伯母のお骨の横には、お花と果物をお供えしてあります。
私の子供たちも、離れに来ると、伯母を拝んでくれます。

七日念仏を普通にやってあげられないけど、
写真の中の伯母の笑顔は可愛くて、
何度も叔母に話しかけたくなります。
これでいいよね、伯母さん。
三十五日の法要は、また実家でやってもらいますからね。

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コメント

非公開コメント
        

No title
和尚様に来ていただいてお経あげてもらうより、
いつもKoalaさんに話しかけてもらえるほうが、
嬉しいと思います。
No title
それでいいと思いますよ。
私の場合、どうせ最後だから(後に誰もいない)直葬にして、海に散骨して欲しいって言っています。
ま、本人たちがどうするかは分からないでしょうが、その場合は位牌はあるかもしれませんが、お墓もなく、お参りもないでしょうから、子供たちにとって、負担にはならないかもと。
主人の場合は、どうするかは、その時にならないと分からないですが、私も暮らすだけで精一杯でしょうから、お参りにお金をかけたくないです。
私は、宗教も信じておらず、霊なんていない、あの世もないと思っていますので。
お墓に誰もいない、ただお骨があるだけって父に言った時は、かなり怒鳴られましたが、兄も同じ意見。ほっとしました。
ちょっと進み過ぎかな?ただただ子供たちに迷惑をかけたくない心からです。
我が家も私たちの代で終わり、子供たちは、他に行ってしまうので、それでいいかなって。
koalaさん家の実家も誰もみない場合、仕方がないですよね。
私の意見のような方もこれからは増えると思いますよ。
寂しいですがね・・・
No title
ねえねさんへ

実家とわが家がもう少し近かったら、7日念仏も可能なんですが、
七日念仏は、親戚がみんな集まって、お経を揚げるというのも大きな意味があって、
どちみちそこはできないわけなので、自宅で私たちがお参りすればいいかなって。
いろんな意味で、私やオットの知っているケースと違うんですが、
伯母の笑顔の写真を見ていると、そんな小さな事どうでもいいかなって思えてきます。
No title
空夢さんへ

直葬をご希望ですか?なかなか思いきりがいいですね。
私もお葬式をぜひ!とか派手に!とは思わないのですが、
何となく区切りにはお葬式もいいんじゃないかなと思います。

直葬でも、亡くなってから火葬の間までは、布団に寝かされた故人と話して、
棺に移された故人と話して、お花を棺に入れて、という時間が持てるみたいですね。

子供さんが親のお葬式に時間や手間やお金をかけることを
「迷惑」と思うかどうかはわかりませんから、任せていいんじゃないかしら。
でも、空夢さんのお気持ち、よくわかりますよ。
実家の両親は永代供養です。

伯母は独身だったので、祖母のお墓にも入れるのですが、
それこそ後を見る人がいないので、永代供養をお願いしました。
三十五日の法要の後、永代供養をと、お寺様にお願いしてあります。
祖母のお墓の墓じまいも、私の代でやっておかないといけません・・。
No title
叔母様のご冥福をお祈りいたします。
前のほうも読ませていただいて、私にもこんなに優しい姪がいたら・・・
亡くなっていくときも、納得のいく終わりかただったのですね!
叔母と姪の関係で、素晴らしいです。
私が同じ立場に立っても、同じようには出来なかったとおもいますし、
姪が同じようにできるとは思えません。

事後処理が大変と思いますけど、気持ちよくこなしてください。
姉の場合、一応孫がいますけど、ほとんど来なくって、雑用は私がしています。(-_-;)
No title
みつきさんへ

伯母と私のケースは特殊例だと思います。
私の場合は、母が面倒を見ていたのを引き継いだ感じになっています。

伯母は我が道を行く人でしたので、自己主張が強く、
折れることの多い私や母とは対照的で、時々、今は亡き母と、
ワガママで面倒くさい人だとぼやいていたような姪で、素晴らしくはないんですよ。

でも亡くなってみて、私の中にもある性質の一面が、
伯母から強く出ていたんだというのを今になって感じています。
ワガママが言いたい自分、自己主張をしていたい自分を、
私や母は抑えることが多くて、それを教えてくれていたのが伯母かもしれません。

事後処理は、とりあえず、市役所関連のものは急いでやりました。
他はぼちぼちやっていけばいいので、もう肩の荷は半分降りました。
伯母の家の片づけが一番大変かもしれません。あれは1年がかりかも・・・