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西原理恵子の「あなたがいたから」 その2

category - 日記
2011/ 05/ 21
                 
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西原さんは当時連載していた突撃ルポの取材で
予定していた通訳のキャンセルにより代役となった
戦場カメラマンを名乗る鴨志田さんに出会います。

100万円持ってカジノに行き、平気で大金をかける
かっこいい自分を鴨志田さんに見せるのですが、
「つまんないよ、こんなの。何が面白いの?」と言われます。
「本当のギャンブルだったら戦場が一番だよ。
みんな命懸けてるんだからさ。僕と一緒に言ってみない?
君の知らない世界を見せてあげるよ。」
その言葉を聞いたとたん、西原さんは答えていました。
「それ、行く行く。連れて行って」


鴨志田さんと出かけたアジアの国々で、
自分がいやというほど味わってきた「負の連鎖」を
もっと重くした貧困を、西原さんは見ることになります。

戦争で両親を亡くし、ゴミ山で働く少年。
麻薬を買う金欲しさに、父親に2万円で売られた子供。

ゴミ山で10時間働き食費を稼ぐ少女がいました。
父親が酔っ払いで、仕事をしていません。
少女が夜働くのは、昼は暑さと悪臭で目も開けられないため。
10時間で稼げるお金は200円で買って来た焼そばを作り、
家族と食べていると、隣に住む子供たちがやってきます。
その子達は1日何も食べていないのです。
少女はなけなしの焼そばをその子達に分けてあげます。
西原さんが「いいの?」と聞くと、
少女は「もちろん」と言って微笑んだそうです。

西原さんは貧困を憎んできました。
悲しみや憎しみの塊が自分に襲いかかってきました。
しかし、アジアの人たちは、どんなに貧乏で悲惨な生活でも
微笑んでいるのでした。


貧困は確かに憎いけれど、それを笑い飛ばす力を
アジアの人たちは持っていた。
それを教えてくれたのが鴨志田さんでした。


これでめでたしめでたしにしてあげたいのだけれど、
「毎日かあさん」でブレイクした西原さんと
鴨ちゃん(鴨志田さん)の話はあまりにも有名です。

鴨志田さんの父親は、酒造メーカーのサラリーマンで
仕事のストレスからアル中になっていたそうです。
母親に暴力をふるい、勉強嫌いの鴨志田さんをダメ息子となじりました。
戦場カメラマンに憧れるようになった鴨志田さんは、
偶然に出会った橋田信介さんに弟子入りし、
ポル・ポト派の取材にカンボジアに飛びます。

橋田信介さんはジャーナリストです。
弟子になった戦場カメラマン、鴨志田さんの仕事は当然、
戦場の冷酷さを記録して報道することでした。
しかし、それをするには鴨志田さんは多分繊細すぎたのです。

悲惨な現実の冷静な報道よりも、悲惨な現実の中でも
たくましく生きる人々に心を奪われます。
師匠である橋田さんには「もっと現実を見ろ」と言われます。


戦場で、毎日のように人が殺された写真を撮り、
血まみれの死体や吹き出した脳を見て、
目の前で死ぬ所を見てしまうこともある毎日の中、
鴨志田さんは、自分に自信をどんどんなくして行きました。

鴨志田さんはこう語っていました。

心がすぐぶれてしまうのです。より早く、公平な視点で、
正確に物を伝えていかなくてはいけない仕事なのに、
人の死や、飢えなど不幸を目のあたりにすると、
一緒になって、ついカメラを撮るのを忘れて、
泣いたり、思考を停止してしまったりと、
まるで仕事になっていないのです。


そんな鴨志田さんを見て、橋田さんは、
「お前は戦場カメラマンに向いてないよ」とアドバイスし、
わざわざ鴨志田さんの母親に連絡を取って、
「お母さん、大丈夫です。違う世界で何かをやり届ける男です」と励まし、
鴨志田さんに転身を勧めます。
橋田さんは鴨志田さんのことを思い、見かねて勧めたのですが、
鴨志田さんは「失格」の烙印を押されたように感じ、ますます自信を失います。

そんな頃、カンボジアで鴨志田さんは、
イエン・サリの単独インタビューに成功します。
イエン・サリはカンボジアで国民の大虐殺をした
クメール・ルージュのナンバー2です。
大スクープなのですが、テレビ局を回っても反応はありません。
理由はダイアナ元皇太子妃の事故死でした。


世界中、そのニュースでもちきりになり、
カンボジアの罪なき人々の大虐殺には目もくれない。
その現実に打ちのめされていた時に、西原さんと出会ったのでした。

またまた長くなりましたので、続きはその3に続きます。
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