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2019年01月08日

        

人を愚痴のごみ箱にするのは心理的暴力

category - 日記
2019/ 01/ 08
                 
お正月に義姉さんたちが来た時のことを先日のブログに書きましたが、
夫と私の間の見解はちょっと違います。
それは夫と義姉さんは、母親に対する感覚がずいぶん違うから。

義母さんは、ずいぶんと古い考えの、田舎の長男の嫁になりました。
1人目の子供は女の子。
昔の田舎っていうのは、跡継ぎである男の子を産まないと許されない空気がありました。
次は男の子をと言われたことでしょうが、次に生まれたのも女の子でした。

3番目に生まれたのがうちの夫。
待望の男の子です。
男の子が生まれないと責められるなんて、100年以上前の話みたいですが、
義母さんは見合い結婚で、親が決めた相手の前で顔もあげずに見定めてもらい、
男性側がOKを出したら、結婚決定という封建的な田舎の話ですからね。
自分の結婚相手の顔を見たのは結婚式だったと、義母さんから何度も聞きました。
義母さんは夫が生まれて救われたと、ホッとしたに違いないんです。

2人の義姉が、未だに、弟だけ大事にされて扱いが違ったと苦情を言うんですが、
それは充分想像できます。でもまあ、私に言われてもね・・・。

これは、実際は、私に言っているのではなくて、義母さんと夫に言いたいのですが、
義母さんは、一方的に喋りまくる義姉の言葉に耳がついて行っているのか、
どこまで理解できているのかどうか不明で、何のコメントもありません。

夫は何時間も続く義姉の話(ほぼ愚痴)を聞く気はなくて、
途中退散してしまうので、聞いてません。

自分にとって大事なことならば、義母や夫に、きちんと向き合って、
これは聞いてほしいんだけどとでも言って、話した方がいいのでは?と思いつつ、
私が義姉に言うことでもないし、言っても人の話なんか聞かないので黙っています。

真剣に「この話は聞いてほしい」と言えば、理解されなくても、
子どもの話、姉の話なんだから、それなりに受け止めようと思うんじゃないかな。
怒りがあるんだから、怒っていると告げる事でデトックスできる面もあると思うんです。
私に垂れ流しするように話すだけでも、黙っているよりは、多少はデトックスになるとは思いますが、
実際はもう少し自分自身で、過去の自分、今の自分と向き合って欲しいです。
過去の自分をイメージして、抱きしめてあげて欲しいと思います。

こういう扱いをうけて悲しかった、辛かった、頭に来た、
義母さんも義姉さんも、そういう話が昔からとても多いです。
それは過去の話なのだけれど、哀しみも怒りも、ずっと続いていて、現在進行形。
義母さんの場合はずいぶん薄らいできて有難いですが、その話はまた別の機会に。

強い被害者意識があるのは、過去の自分がそれだけ苦しんだからで、
その苦しみの正体をきちんと認識し、過去の自分をいたわることで、
被害者意識が薄らいでいくのではないのかなと思っています。

これって自分を振り返ると結構難しいんですよね。
私自身、実母は大好きだったし、自分が怒りや哀しみを持っている自覚も少なく、
そもそも、実母はもう亡くなっているし、実母は実母なりに一生懸命だったしと、
親を非難することなどあまりないままに来ちゃいました。
反抗期は結構強かったのですが、具体的な「これがイヤだった悲しかった。
頭に来ていた」などの分析もなく、ただ、反抗してただけでした。

でも、自分の心の声を大事にしようという気持ちが高まってきて、
いろいろなことを思い出すように努力するようになってきました。
父は封建的な男尊女卑の人だったので、母に対する思いやりが欠けていました。
それが頭に来るので、よく母は私に父のワルクチを言っていました。
私はそれを聞いて、母は可哀想だ、父はひどい、と思っていました。

母は私ではなく、父に言うべきでした。
言っても無駄だったんだろうなと思うけど、子供は親の保護者ではありません。
母は子供2人を自分の味方に付けることで溜飲を下げていたし、
被害者で可哀想な母親という形での愛情を手に入れました。

私は封建的な父を嫌って母が可哀想と思って育ちました。
そういう育ち方は子供にとって重荷だったと、当時を振り返って思います。
だからと言って、別に母を責めたいわけではないんですよ。
母は封建的な夫を持って辛いことが多く、自分の精神も未熟な若い時代に、
そうやって生きてきたのだなと思うと、愛おしいくらいです。
でも間違っていたよね、そのやり方、って思います。
私は母から、人間関係の基本の一つは我慢だと学んでしまったのかもしれません。

結婚して、封建的な義母に出会い、今度は私が被害者になりました。
私は被害者で可哀想な嫁。(苦笑)
義母さんの愚痴っぷりのヘビーさは、実母の比ではありませんでした。
こんなめちゃくちゃな人がいるのかと思いました。

私はずいぶん義母に逆らって、それはおかしいですよとか、これはしたくありません、
そこまでできません、などと言って義母を怒らせてきました。
義姉たちが私を見下しているのは多分、結婚以来、なにかにつけ、
義母さんが義姉たちに垂れ流してきた嫁の悪口の成果だと思います。
「可哀想な妻」から、「可哀想な姑」になって、子供の関心と愛情を集めようとしたのでしょう。
愚痴を言う母親って子供を精神的なごみ箱にしてるんですけどね。
でもこの話、夫も理解してくれません。というか、理解したくないんだと思います。

義母さんと同居して愚痴を聞き続け,命令され続け、否定の暴言を聞かされ続けた日々は、
心理的暴力を受け続けた日だと思っています。

義姉さんは、ある意味、子供時代は親から、結婚後は夫と姑さんから、
ずっと心理的暴力を受けてきて、自分もまた被害者意識から同じことをしています。
自覚出来たら変われるのではないか、もう少し楽になるのではないかと思います。
私の立場で出来ることはないと思いつつ、いろいろ考えてしまいます。

子供を最初に傷つけるのは親じゃないかなと思います。
自尊心にダメージを受けるのも、そのダメージから立ちあがるのも大事な経験なので、
ある程度は必要悪なのかもしれません。
ダメージの中で、子供は自己否定を学んでしまい、自分で自分を傷つけます。
これは偉い心理学者が言っているのではなくて58歳のおばちゃんの主観ですが。

10年ほど前、可哀想な母親を苦しめる鬼嫁と聞かされ続けてきた私と、
母親(義母さん)が、結構仲良く暮らしているのがわかった、どういうこと?
これは裏切りだ、騙されたと、義姉さん2人が騒いだことがあって、
義母さんと義姉さんたちの関係が大きくこじれました。

ちょうど実母が亡くなる数か月前のことで、私はそれどころではなく、
弱っていく実母に対して、愛情と感謝と哀しみしかありませんでした。

こういう感情を美化する人もいると思うんですけど、私は美化って嫌いです。
親は子供を愛するし、子供は親を愛する、その気持ちは尊いですけど、
人間は自己愛が強いので、子供のためと思いながらエゴを通したり、
不当に傷つけたりもしますよね。美化でその辺を曇らせちゃいけないと思います。
                    
人を愚痴のごみ箱にしてはいけません。それは心理的暴力です。
相手は被害者ですけど、言っている本人も、被害者意識を募らせ、継続させ、
大切な時間を、被害を受けた苦しい思い出でいっぱいにしています。
私たちの心も時間も、もっと別の気持ちや出来事で満たしたいですよね。
そのために出来ることは何かな?と前向きに思える日が、
義姉さんに来ますようにと、祈っています。

私はよくきれいごとをここに書きますが、きれいごとの本心でもあります。
もしも義姉さんともっと近い関係だったら、こんな悠長なことは多分書けません。
逃げ出したくてたまらなくなるでしょう。

義母さんと同居した30年間の私がそうでした。
お世話する手間と心理的暴力の日々はきつかったです。
今は、施設のお蔭で離れていられるので、関わる時間は知れたもの。
そんな短時間、いくらでも優しくなれます。
だからkoalaさんって優しい~なんて言わないでね。(笑)
私は30年以上の間、ずっとずっと同居から逃げ出したかった嫁なんです。

今、ゆっくりと自分と向き合える時間の中で、私は私の中の心の奥に入っていき、
過去に封じ込めた、悲しみや怒りの塊を見つけて、ほぐしていく余裕があります。
余裕があるから、余裕のない義姉さんを見ると、何とか楽になって欲しいなぁと感じます。
口に出さないけど、それが通じて、逆に「人をバカにして!」と思われるみたいだけど。
でも義姉さん、私は見下してなんかいないんですよ。
だって、被害者意識に苦しんでいるあなたは、同居していた頃の私自身でもあるから。
そこから抜け出すと、すごく楽になるのを経験してるから。
まだ完全には抜け出していなくて、まだここに被害者意識が!って時々びっくりするから。

ちょっと書き始めたら、恐ろしく長くなってしまいました。
文章がヘンだったらごめんなさい。
まだお洗濯物が干してないし、今日は仕事があるし、ブログはこの辺で。

            
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