FC2ブログ
2018/03/02

2018年03月02日

        

岩合光昭の世界ネコ歩き 連想で伯母の話

category - 日記
2018/ 03/ 02
                 
NHK(BS)の番組に、「岩合光昭の世界ネコ歩き」というのがありまして、私、ファンです。



象と共存している猫。
ここにはたくさんの、観光用の象が飼われています。
猫は全く象を怖がらずに、ちょこまか動いているのでした。
象使いのおじちゃんたちに可愛がられて、膝の上で丸くなっていたりもしました。



海辺で暮らしている、仲良しの猫。



夕焼けのシルエットになっている2匹の猫は、上の画像の猫たちです。

動物写真家の岩合光昭さんの撮った映像と語りがとてもいい感じです。
岩合光昭さんといえば、亡くなった伯母の遺品に、動物写真家としての語りのCDがありました。
伯母はこういうのを聞くのが好きだったんだなぁと思いつつ聞きました。

お父様も、動物写真家だったんですって。
小さなころから動物の写真はいっぱい見ていて、高校生の頃には、
カバン持ちとして来ないかと学校の休みに誘われて、ガラパゴス諸島に。
その時は、ついでに少しアメリカに寄るというのが楽しみで行くと言いましたが、
行ってみると、ガラパゴス諸島はとても魅力的で、
その後に行ったアメリカの都会には心惹かれなかったとか。

ガラパゴス諸島で、持って行った水も減ってくるので、顔は海水で洗えと言われ、
海水で洗うくらいなら泳いじゃえと飛び込んだ海で、誰かが背中をたたきます。
振り向くと、アシカがひれをパタパタさせて、背中をたたいたというのがわかりました。
でも、怖いという気持ちは全く起きなかったそうです。

怖いと言えば、オスの象に思いきり威嚇されたことがあったとか。
思わず出た言葉は、「立派だなぁ」だそうですので、岩合さん、かなりの大物です。
威嚇した象は、まあいいか、という表情を一瞬浮かべて、
それ以上の攻撃はなく、去って行ったそうです。
しかし、メスの象が怒ったら、本当に怖い、と語っていました。
知り合いの写真家は、命は助かったけれど、怒ったメスの象に車を吹っ飛ばされましたし、
アメリカの女性写真家は、やはり怒ったメスの象に、殺されてしまったそうです。

ヌーの撮影でアフリカに行き、ヌーには詳しい岩合さん。
川を渡るのに、溺死するヌーはとても多いそうです。
その話をある所でしたら、どうして橋を架けないのですか?と質問されたとか。
ヌーは群れで暮らしていますが、とてもたくさんの子を産むそうです。
橋を架けて溺死を防ぐと、とんでもない増え方をしてしまい、
結局は餌がなくなって、大量死してしまうだろうと言っていました。

ヌーって、そんなに川で溺死するものか?と思って調べたら、こんな記事を見つけました。


普通に考えると、ヌーの溺死体は、魚や鰐のエサになって役立つだろうと思いますが、
生態系への貢献度が高いのは、意外にも「骨」なんだとか。
骨は分解されるのに7年かかるそうで、ゆっくり時間をかけてリンを排出します。
リンは、植物や動物の成長に欠かせません。
また骨の表面を覆うバイオフィルムという膜は、皮の魚の餌となるそうです。

他にもいろんなエピソードが語られ、面白いCDでした。
伯母は昔の女性なのに未婚でしたし、ずっと看護婦さんとして働いてきて、
晩年は右半身が麻痺、言語障害、骨折による歩行困難など、
大変なことが目白押しにやってきて、苦労した人です。

反面、元気な間は、自分の時間はたっぷりあり、好きに生きる事ができた人でもあります。
こういう仕事をしたいと思えば職場をかえて、転居するにも障害はありませんでした。

最初は、伯母の物を処分する時に心が痛んだものですけど、
伯母はこれを買った時、嬉しかったんだということに気が付いて、
この「伯母の物たち」は、手に入れた時伯母が嬉しかったというだけで、
もう値打ちがあったんだ、私はありがとうねと言ってねぎらうのが仕事だから、
捨てることに罪悪感を起こすことは必要ないんだ、と今は思えています。

綺麗な本やCDは、捨てないでブックオフに持って行きました。
伯母のCDは、講話やクラシックなので、売れ筋ではないです。
きれいですけど1つ10円。持って行く手間を思うと面倒な金額ではありますが、
ごみでなく、誰かがまた聞いてくれると思うと、ちょっと嬉しいのですよね。

伯母の本も、先日、1冊もらってきました。
「夢の途上 ラフカディオ・ハーンの生涯 アメリカ編」という本です。
読みはじめたらとても面白いです。

ノートも出てきて、旅行計画なんか書いてあります。
私と結構似てるとこがあったんだと改めて感じました。
本やCDの話なんて、伯母としたことがありませんでした。

伯母と義母さんは3歳違い、同じ田舎に生まれた女性同士。
でも全然違う人生を送って、苦労の内容も、喜びの内容も違いましたね。

不意に頭に浮かんだ歌は、「まあるいいのち」でした。

みんなおなじいきているから
ひとりにひとつずつ たいせつないのち

            
スポンサーサイト