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2017/05/28

2017年05月28日

        

わたしは子猫

category - 日記
2017/ 05/ 28
                 


わたしは子猫。
この間まで「ぼくは小次郎」って胸を張って言えたんだけど、
女の子疑惑が出てからは、ぼくの「あいでんてぃてい」が揺らぎまくってるんだよ。
それで自分なりに考えて、とりあえず「わたしは子猫」というのに落ち着いた。
これだったら間違いないからね。

ママは、「女の子みたいな気がするわぁ」と言いだして、
「こゆきちゃん?でも雪って冬の名前に付けるものよねぇ。
春生まれだからこはるちゃん?
白猫ちゃんだから、みるくちゃんも可愛いかも」なんてお気楽そのもの。

「小次郎」か「こゆき」か「こはる」か「みるく」?
ややこしすぎる。

わたしがすごしている世界は、ママたちが「どま」と呼んでいるわたしの遊び場所だけ。

でも、知ってるんだ。
「どま」の横には「きっちん」という世界があって、ママたちはそこから「どま」に来る。

わたしは「きっちん」という世界にも遊びに行きたいので、
「きっちんとどまのあいだのひきど」が開くたびに、突撃するんだけど、
ママも他のみんなも「あらあら。こっちはダメだよ~」とわたしを抱っこして連れ戻しちゃう。

「きっちんにもいってみたいよぉ」と、わたしは「こうぎ」するんだけれど、
「よしよし」と撫でてくれるだけで、「きっちん」には入れてもらえない。




その代り、ママはこんな風に遊んでくれる。
ママの足から肩まで上って行けるんだよ。
ママがわたしに会いに来るときは、わたしの足がすべらないような、
のぼりやすい服に着替えてきてくれる。

「しょうわのもうふ」が敷いてある下には、木の台や段ボールで作った遊び場所があって、
ママが坐っているのはニンゲン用の「いす」なんだって。
右側にちらっと写っているのは、ナナちゃんの「おふる」の「ねことんねる」

「たかだい」は、猫は高いところが好きだからって、ママが作ってくれた遊び場所。
何回も遊んだから、もうかなり速いスピードで上ったり下りたりできるんだよ。
わたしは「うんどうしんけい」がいいからね。えへん。



ママのこの服は「ふりーす」という「そざい」で出来ていて、
わたしが「のぼりおり」するには、一番やりやすくて気に入ってる。
パンツも「じーぱん」じゃなくて、「じーぱんのがらのすとれっちぱんつ」なんだって。
「じーぱん」と「じゃーじ」は「のぼりおり」しにくいから、わたしは嫌いなんだ。

わたしの左目は「びょうきでつぶれて」しまったので、右目の半分もない。
別に困ることはないんだけど、「なみだがうまくながれないからよごれやすいのよ」と
ママはわたしの目の周りを、お湯でぬらしたキッチンペーパーでふくんだよ。

ママはわたしを抱っこして、あなたはとっても可愛い!といつも言うので、
わたしは「じしん」をもっている。

でも、正面からのわたしのかおは「ねっと」に載せたくないの、と言った。
ママの仲良しの人も、みんな可愛いって言ってくれると思うけど、
「ねっと」って、いろんな人が見るからね、とママは言う。

「ねっと」って何だろう?
わからないけど、ママがわたしのことが大好きっていう気持ちは伝わってきた。
ママの仲良しの人も、きっと同じだというのも、なんとなくわかった。

世の中には,そう思わない人もいる、ってママは言うんだ。
それは仕方のないことだけれど、そう思わない人に、
わたしの可愛い顔を見せたくないんだそうだ。

わたしの顔を見られるのはママとパパとおにいちゃんとおねえちゃんだけだと思ってたけど、
話をしてもらったので「ナナちゃん」という猫にもそのうち会えるとは知っていたけど、
「きっちん」にはそんなにたくさんの他の人がいるんだろうか?
まさか「きっちん」の向こうに、もっと別の世界があるんだろうか?

生れてからしばらくは、私は「どま」にはいなかった。
寒いところで、さみしくてひもじくて泣いてた。
それでママと出会って…その前は?
その前は猫のママがいた。きょうだいも。
あれは「どま」でも「きっちん」でもなかった。
でも残念ながら、わたしはそんな昔のことはぼんやりとしか思い出せない。
あれはどこの世界だったんだろう?

ママが「ごはんですよ~」とよんでくれて、わたしはいつもの「りにゅうしょく」を食べた。
「せかい」がどれだけひろくて、「どま」と「きっちん」のほかにいくつあるのか、
考えてもわからないだろうってことだけはわかった。

わたしは子猫。それもわかってる。
男か女かという大問題がまだわからないけど、もうすぐわかるとママは言う。

男か女かわからないけど、どっちであったとしても、
わたしは、ママたちにとても愛されている子猫。それもわかっている。
ナナちゃんがわたしを可愛いとおもってくれるかどうかはわからない。
それについては考えると、いつもどきどきする。

わたしの知らない、きっちんなのか、そのむこうなのかわからない別の世界には,
わたしの顔を正面から見ると、可愛いと思ってくれない人がいるらしいけど、
住んでいる世界が別で、その人たちは「どま」にはいない。
だから、わたしに意地悪できないわけで、なにも問題はない。

きょうはいろいろ考えちゃったなぁ。
でも、ママが私を抱っこして、だいじょうぶだよと撫でるので、
今はややこしいことを考えないで、のどをゴロゴロならして、ママに甘えていようと思った。

            
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