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2015年07月08日

        

この世は陰と陽のワンセット

category - 日記
2015/ 07/ 08
                 
今日の新聞の一面のトップ記事は「新国立 年20億円赤字か」とでした。
クレイジーだと思いつつ、多くの反対の声が上がりながらも、
こういった決定がなされていく国に住んでいるのでありました。

新国立の総工費2520億円、それとは別に後付の屋根の設置に168億円、
もちろんそれとは別に、管理維持費が50年間で1416億円。

借金大国のすることじゃないです。

少子化が進み税金の担い手が減っています。
若い人でも正規職員になれずに低賃金で働く人が多く、
改修して使おうという案が出ていて、それは当然可能なのに、
巨額の税金を使い続ける競技場を作るなんて。

少し前の新聞には、長良川河口堰の維持費用が、来年3月までに
総額239億円になると報じられていました。
この河口堰は三重県にあるもので、全国的にはなじみは薄いでしょうか。
1500億円を投じて作られたものです。

莫大な水の需要予測をもとに作られましたが、
実際に使われているのは、16パーセントだそうです。
私の住む愛知県もその水の利用権があるので、
河口堰ができたことで使えるようになった水を使っているわけではないのに
多額の税金を投入して負担を分け合っています。

巨大公共事業って、こんなことを全国でやりまくってるんじゃないのかな。
今の日本のエネルギーの流れは、まだまだ旧態依然としているのでしょうか。



でも、まあ、こんなニュースにブルーになっててもしょうがないわ~。

確かに旧態依然としたエネルギーは昔から根強いけれど、
素晴らしい、新しいエネルギーを放っている人もたくさんいます。
そちらの記事に意識をフォーカスした方がいい。

例えば、小山内美智子さんのある日のブログ「輝いた日」

Sさんという障がい者の方は施設から出てきたとき、なかなか周りの人に意志が伝わらず、
暴れることがあったそうで、小山内さんはSさんが自立生活が出来ないのではと危ぶんだそうです。
しかし彼女は、たくさんのヘルパーさんと接して磨かれ、どんどん変わって行ったそうです。

茶木さんとおっしゃるヘルパーさんは、ヘルパー学校でも働いており、
小山内さんと茶木さんは、ある日のヘルパー学校の講師になりました。

茶木さんはSさんに講義の日に「おしゃれをしてきて」
「よだれが出ないようにマスクしてきて」など言いにくい厳しいことを言ったそうです。

当日Sさんは、お洒落な格好をし、マニキュアもお化粧もして、よだれをさりげなく拭けるよう、
マフラーをしたうえで、遠慮してマスクも付けてきたそうです。
そこで「マスクはとってもいいんじゃない?」と声をかけると、微笑んでマスクを取り、
マフラーを口の前に持ってきたそうです。
Sさんは、お洒落をして生きること、みんなに見られることを経験しました。

その日の講義は外出についてで、意義深かった様子ですが、
講義内容以外にも、それまでおしゃれなど無関係と思っていただろうSさんには、
いい経験になったことだろうなと、同じ女性として嬉しい気持ちになりました。
もちろん、社会とのかかわり方は、各方面の認識や努力が必要でしょうが、
素敵な記事を読んでいい気持ちになりました。

バカみたいな巨大公共事業で、税金が水のように使われているニュースも、
小山内さんや茶木さんやSさんが、障がいのある人が社会とうまくかかわりを
持ちつつ、自己実現していけるような努力をしているニュースも、
両方とも、今の日本の現実ですね。

悪いニュースがたくさん満ち溢れていますが、この世は陰と陽のワンセット。
人間のいい可能性、日本のいい可能性を信じる気持ちを
失ってはいけないなと、改めて自戒しました。

            
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