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2015年01月07日

        

フクちゃん、さようなら

category - 日記
2015/ 01/ 07
                 

愛猫の大福のことを、私はフクちゃんと呼んでいました。
オットはチビって呼んでいました。

フクちゃんは5日の早朝まで、私たちのベッドで寝ていました。
正確にはオットの腕枕で寝ていて、腕が疲れてオットが手を外したので
拗ねてベッドから出て行ってしまいました。
フクちゃんは、寒い日には、腕枕布団に出入って寝るのが大好きでした。
夜中は私かオットの腕枕で寝ていました。

5日は鍼の予約があり、フクちゃんが出るというので外に出した後、
私たちは出かけてしまいました。
鍼が終わってからも、その日はオットの冬期休暇の最終日だったので、
遅くまで家に戻りませんでした。
その日は長女も長男もたまたま休みでしたので、
家に入りたいと思えば、入れてもらえるのはわかっていました。

夕方、玄関の横の高さ170センチほどの物置の上に、
元気そうなフクちゃんが座っているのを長女が見ています。
でも、その日はそれっきり、家族に姿を見せることはありませんでした。

帰宅して、何度もフクちゃん、チビ、帰っておいでと声をかけたけれど、
帰ってこないフクちゃんを、寒いのにと心配はしましたが、
たまにあることなので、朝になれば元気に返ってくると信じていました。

完全室内飼いにすれば、こういう心配はないとわかっていますが、
自宅は大きな道にはやや遠い場所にありますし、
フクちゃんは全力疾走したり、木や屋根に上ったり、
雀どころではなく、鳩まで狩りをしたりするワイルドな猫でしたので、
交通事故や病気のリスクはあっても、外に出たがれば出す、
でも夜中は出すのはやめようねと
オットと私の間では、話し合いで決めていました。

朝遅くに、玄関の横にフクちゃんがちょこんと座っているのを見て、
私は大喜びしました。「おかえり~!寒かったね!ご飯食べようね!」
でも、大福は明らかに様子がおかしかったのでした。
吐きそうな表情でした。
何か悪いものを食べて吐きたかったのか、
他の要因で死にかけていたので、息が苦しくてそうなったのか、
その顔は私しか見ていないので、わかりません。

でもぐったりと言うほどではなく、抱っこから降りたがったので降ろすと、
自分で猫ドアをくぐり、寝室に入りました。
異常を感じて寝室に入ると、そこでフクちゃんは横向きに倒れました。

フクちゃんはそこでおしっこを漏らして
そのまま目を開けたままの顔になりました。
急いで獣医さんに走りましたが、もう絶命していました。

原因は分かりません。
外傷はなく、吐いてもいない、くっつき草がたくさんついていただけ。
猫は突然死してしまうことがよくあると獣医さんに励ましていただき、
泣きながら家に帰ってきました。

あまりに突然で、信じられませんが、フクちゃんはもういません。

猫は死ぬときは人から姿を隠すと聞いているので、
フクちゃんは多分、自分が死んでしまうなんて思っていなかったのでしょう。
寝室に自分で向かったのです。
具合が悪いから寝ようと思ったのでしょう。

出勤前のオットが呼ぶ声、その後の私が呼ぶ声にこたえて、
家まで一生懸命帰ってきてくれたフクちゃん。

昨日は泣いて腫れ上がった顔をそれなりに何とかして、
フクちゃんを私の椅子の上にのせて仕事に行きました。
すごく疲れた顔をしている、具合が悪いんじゃないかと職場で心配されて、
朝、猫が死んでしまったのだと仲のいい人に話すと、
いろいろ慰めてくれて、余計泣けてしまって困りました。
レジで泣くような失態はなく、普通にミスなくこなせてよかったです。

オットはその日、通夜があって、私より早く帰宅することになっていたので、
電話でフクちゃんの死を伝えておきました。

帰宅したら、オットがフクちゃんを撫でていました。
長男長女も早く帰宅したので、みんなでお別れを言いました。

フクちゃん、koala家に来てくれてありがとう。
愛犬メリーちゃんが死んでしまった後に、どれだけフクちゃんに癒されてきたか。

色即是空 空即是色
宇宙のエネルギーがフクちゃんという形になって具現化し、
今、死をもって、宇宙のエネルギーに帰っていった・・・
究極的にはそういうことになりますが、この世の別れであることに変わりはなく、
フクちゃんともっともっと一緒に過ごしたかったという悲しみは深く、
今まで本当にありがとうという気持ちとともに、私たち家族を切なくさせます。

昨日からフクちゃんは、火葬のためのダンボールに入っています。
獣医さんに連れて行った時に毛布に包んだ姿のままです。
両目を開けて絶命してしまいましたが、いつのまにか目を閉じています。

昨日から今朝にかけて、みんなで箱ごとフクちゃんを何度も抱っこして、
毛布の上から撫でたり、毛布をめくって毛並みを撫でたりして
フクちゃんに挨拶しています。

最後の力を振り絞って、家に帰ってきてくれるなんて、
最後まで、なんてお利口で優しくていい猫なんだろうと思います。

まだまだずっと元気で、一緒に生きていけると思っていたけれど、
現実はその道は続いていなくて、ぱっくりと道が欠けた崖になっていました。
地球は切ない別れを体験する星なのだというのは、
怪しい認識なのでしょうが、今の私の気持ちです。
たくさんの死を看取ってきました。
愛犬ポンちゃん、メリーちゃん、両親、フクちゃん、
亡くなった顔を泣きながら撫でてきました。

もしも、なんて言いません。
もしもあの日、鍼を終えてすぐ帰ってきたら
もしもあの日、出かける前に家の中に入れたまま出かけたら
もしもあの日、鍵をかけて寝るのではなくて、探して回っていたら

終わってしまった過去を振り返れば、分岐点だったかもしれない
「もしも」がたくさん存在するけれど、それは言ってはいけないこと
「それ」はもう起きてしまったのだから
もとには戻せない  フクちゃんは生き返ることはできない

もっともっと一緒に過ごしたかった
それほどまでに可愛かったフクちゃんに、
家族みんなで、いっぱいのありがとうを言おうと思います。

昨夜は寝るときには寝室にフクちゃんを運び、
起きたらおはようを言いました。
やっぱり私は泣き崩れてしまったけれど、ありがとうもいっぱい言いました。
フクちゃんは、短い命ではあったけれど、
幸せに生きてくれたと思います。

今日は家の片づけをしようと思って、休みがとってありました。
最後までお利口なフクちゃんは、火葬に行く日を
きちんと私の休みの日に設定して逝ったような気がします。

フクちゃんが家にいたのは、当たり前なんかじゃなくて、
大きな天からのギフトだったと思います。


            
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