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2014年01月17日

        

「ジプシーに恋して」 たかのてるこ その1

category - 日記
2014/ 01/ 17
                 
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久しぶりに、たかのてるこさんの本を読みました。
ジプシーを訪ねてルーマニアに行った旅行記です。
彼女の旅行記は、いつもものすごくディープですが、
この本も期待を裏切りません。

普通の人が「旅行が好き」というのと、たかのさんでは、
全然意味が違うのだなぁと改めて感じました。
どっぷりとその土地に浸り、その土地の人と繋がりあって、
その国の人たちの家に泊めてもらい、食べ物を作ってもらい、
一緒に出掛けて、別れを悲しむというディープな旅。
普通の人では怖ろしくてできないと思います。

この本でも、行くきっかけになった、ジプシー大好きな日本女性に、
ジプシーに勘違いされて怒らせ、斧をもって追いかけられた
エピソードを聞いています。そんな話を聞いてから行ける?
誤解は解け、事なきを得たそうですが・・・斧ですよ?

たかのさんも、この旅行のしょっぱなに、ジプシー音楽で有名な
ミュージシャンの家にタクシーで行くことになりました。
安全のため、カメラマン同行ではありましたが、
泊まることになり、うとうとしている間に、そのカメラマンは
飲みに誘い出され、そのすきに危うくレイプされそうになりました。
彼女は強運の持ち主なので、過去の旅のいろいろな危険場面でも、
危険回避しているのですが、それで旅をやめようと思わないのですね。
危険に出会う覚悟が必要でも、旅から得られるものには代え難い、
それほどまで旅に魅せられているたかのさんでした。

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ガンジス川でバタフライ

ドラマ化されたのをご覧になった方も多いのでは?
あれが実体験だというのがすごいですが。

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びっくりしたのは、たかのさんは、東映に勤める会社員で、
入社前の旅行で旅に魅せられた方ですが、
「ジプシーに恋して」の旅でジプシーの自由さを知った彼女は、
旅から帰って、東映を辞めてフリーになったというのです。

たかのさんは、テレビ部に配属され、番組制作に携わってきました。
私は見たことがないのですが、出演者となり各地を旅する、
紀行ドキュメンタリー番組を製作して、テレビ出演、
DVDでも本でも販売されています。
とても面白いので、私は本を読んできました。
東映を退社されて,独立していたとは。

恵まれた会社員だとは思うけれど、大好きな旅に出るのに、
長期休暇を取るのはやはり肩身が狭く、頻繁には行けず、
自分が変わり者であることを否定する気持も湧いてきて、
生きる上で、会社員であるという安定を得るために、
自由と引き換えにしてきたけれど、もういい、
私はもっと自由に好きなように生きようと思うに至ったとか。


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モロッコで断食

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サハラ砂漠の王子さま

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モンキームーンの輝く夜に

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ダライラマに恋して

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キューバでアミーゴ

どれもみんな面白いですよ。


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旅というのは、きっとたかのさんにとって、異郷に住む、
感覚の違った人種の方たちと、どれほど深いところで交流できるか、
心の奥で、私たち、確かに出会ったね、とお互いに感じる、
そういう経験なのでしょう。

新婚旅行でタクシーに乗って殺されたニュースなどが
すぐ脳裏に浮かぶ私には絶対に無理な経験。
本で読むのはものすごく面白いんですが。

たかのさんによると、例えばインドに行くと、
好きになる人,嫌いになる人ははっきり分かれるそうですが、
長く旅行してきた人は、インド嫌いになって帰ってくる人は
ほとんどいないそうです。短い旅行の人は、インドの
いやなところだけを見て帰ってくるという理由で。

そういえば、たかのさんの旅行も、地元の親切な人の家に
長いことお世話になるような、とても長い旅ばかり。

うちに泊まるといいよ、ごはんも食べていきなさい、
明日は一緒に○○に行こう、そんなフレンドリーな人たちは、
所有の概念、プライバシーの概念も薄いし、感情に素直なのです。

激すると怖いなど、たじろぐ場面も多いのですが、
旅行期間が長いと、いい面も悪い面も、その民族の味わいとして、
まるごとそのまま受け止めて、旅行者を超えた連帯感を
味わうことができる、それが醍醐味なのかなと感じました。
ディープな世界があるのは頭では理解していても、
そこにどぶん!とつかる勇気があるかどうか。
浸かってみないと見えないこともたくさんあるでしょうね。

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元々ジプシーという言葉は、ヨーロッパの人たちが彼らを
エジプトから来たと勘違いしてエジプシャンと呼び、
それがなまってジプシーになったそうでず。
ジプシーという呼び名に、はみ出し者,いかさま師,浮浪者,泥棒など
マイナスイメージで使われた歴史が長いため、1971年に、
ジプシーも参加した会議で、ジプシーと呼ばず、ラマ族と呼ぶことに
決定していたということです。
日本ではジプシーはいなかったので、ジプシーという言葉に、
差別的ニュアンスはなく、ロマ族なんて聞いたことないのですけど。

この本の旅の舞台ルーマニアは、ヨーロッパのインドと呼ばれる国。
もともとジプシーはインドから放浪の旅に出た民族らしいので、
民族性が似ていて当然なのでしょうね。

かなりゆるいことが想像できます。多分犯罪も多い。
おまけに英語もほぼ通じないそうです。
たかのさんはルーマニア語は出来ません。
言葉の通じない国にジプシーに会いに行く旅の旅行記なのでした。

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現地で知り合った女性、、22歳のリバーナと身振り手振りで会話して、
リバーナが9歳で(夫のルーチは11歳で)結婚したことを知ります。
日本でいえばリバーナは小3、ルーチは小5。
リバーナは学校に行っていないので、字も読めません。
ルーチは小学校に行っていたので、彼が代わりに読みます。

2人は13年経った今でもラブラブだからいいのですが、
ルーマニアの法律では結婚は18歳以上なんですよ。
こういうことは珍しくないようで、やはりゆるい国なんです。

しかし、リバーナ、楽しそうで,パワフルで、美人でキュートです。
身振り手振りと辞書を使った会話で理解した範囲では、
ファミリーで鉄くずなどを海外に売る仕事をしているらしいです。

自分の生き方が間違っているかもしれないなどとは
考えたこともなく、好きな男の子と結婚して幸せで、
毎日家で音楽をかけ、好きなダンスを楽しんで、
家事をして、子供の成長を見守って、そのうちおばあさんになっていく。
おばあさんになっても、子供は訪ねてくるし、
仲良しのおばあさん同士で笑いあえば、生活は楽しい・・・。

ジプシーの自由さがいいほうに出るとこんな感じなのでしょう。
自分の感情に素直で我慢しない性質が悪いほうに出ると、
結構怖いことになる気がします。
斧をもって追いかけられた日本女性がいるくらいですから。

あの話は、ジプシーのグループが2つあって、その日本女性が、
泊まった人のグループにお金をたくさん渡したと思い込んだグループの人が、
自分たちはもらっていないというねたみで追いかけたらしいです。
その後、誤解は解け、次に訪れた時には、2つのグループは
仲が良くなっていたので、それを日本女性が指摘したところ、
かつて反目していた事実を、双方とも、すっかり忘れていたそうです。
どんだけ「今に生きる」ことができるんだ、ジプシー?!

長くなるので、続き(その2)はまた明日~。
            
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