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2014年01月13日

        

「ひっそりとスピリチュアルしています」 Kさんの話のご紹介

category - 日記
2014/ 01/ 13
                 
私はご存知のようにスピリチュアルな話が好きなので、
そういうブログを、会社の休み時間などにスマホで読んだりしています。
怪しい?うちの職場は他の人と重ならないように休むので基本1人なんですよ~。

今回はスピリチュアルなブログのご紹介ではありますが、
内容は、介護職をなさっている管理人さんの職場でのいい話です。


ひっそりとスピリチュアルしています

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入所者のKさんは認知があり、同じ質問を繰り返します。

「私、いつまでここにいるんですか?」
「娘はどうしてるんですか?」
「娘に電話して下さい」


質問が一巡するころには、最初の質問を忘れて、
認知症でコントロールがきかないし、
眉間にシワを寄せて、延々と質問を繰り返すのです。
スタッフのほとんどが、このKさんのことが苦手です。

管理人さんは、Kさんの不安な表情を見て思いました。

不安を口にしている間は、ずっと不安な感情になっているわけで、
それを聞き続けるということは、つまり、不安を長引かせる、
もしくは強く不安にさせてしまうのではないか?


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そしてKさんの訴えを一回目だけ聞くことにし、2巡目に入る前に
うまく話題を変える対応に変えてみました。

「さっぶー! 今日は寒いですね~、雪が降りそうですね。
東北の方は雪がすごいんでしょうね~」

Kさんの故郷は金沢で、雪やスキーの話で盛り上がり、
普段の不安な表情でなく笑顔が広がりました。


スタッフさんの間でKさんは介護を避けたい人なので、
後輩の管理人さんの担当になることが多く、
Kさんとはいろいろな話で盛り上がり、笑顔を引き出せたそうです。
実はKさんは、陽気な一面を持っていらしたんですね。

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ある時、「私の主人、どうしてるのかしら?」が一番目の質問でした。
亡くなってますが、認知症なので理解していません。
会話の青字が管理人さんです。

「お仕事してらっしゃるんじゃないですか?」 

「働き者なのよ、うちの主人」

「Kさんに楽をさせてあげようと一生懸命働いてらっしゃるんですね」

「そうなのよ~」

「男にはしっかり働いてもらって、女は女同士、ここでのんびりしましょ」


「いいのかしら、そんなんで」

「いいんです。女は子育てを頑張ったんですから、
ここらへんでのんびりさせてもらいましょうよ」

「そうね。私、3人も子供育てたから」

「3人はすごいですよね! 私なんか1人でいっぱいいっぱいでしたよ」

「あら、私だって3人も産む気はなかったのよ~。でも出来ちゃったのよ~」 

会話ははずみ、Kさんは大笑いしたそうです。

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このことから、管理人さんは、不安は口にすればするほど、
解消されるどころか、ますます大きくなり強くなると確信します。
そしてこれは、他のことにも通じる法則ではないかと考えます。


例えば、人の悪口を言っている間、腹が立ったその出来事を追体験し、
嫌いな相手の顔を思い出し、ムカつく感情を上塗り上塗りして
濃くしていくわけです。
ストレス解消のための悪口なのに、 実は、逆効果なのではないか?

そこで管理人さんは実験してみました。

本気で腹が立った時、グチを聞いてもらっていましたが、
それをやめてみました。喉まで出かかっても我慢しました。
感情が溜まってしまうのでは? と思っていましたが、逆でした。

悪口を言わなければ、追体験しないので、一回こっきりです。

しかもグチを言っていた時間分、まったく違う話をするので、
グチっていれば腹を立てていたであろう時間も、
違う話が気分転換となったそうです。


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Kさんは管理人さんが入社した頃は、一切笑わないし、
不安な質問ばかり繰り返す人でしたが、
今は冗談も言うし、大笑いもするようになっています。

対応するスタッフによっては、今でも不安な質問を繰り返しているので、
優しく聞いてもらえる心地よさに甘えてしまうのかもと言うことです。

管理人さんは、「理性でコントロールが出来ない認知症の人だからこそ、
眉間にシワを寄せたまま生活しないですむよう、
スタッフが工夫してあげるべきなんだな、と思った事例でした。」と
締めくくっておられました。
            
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