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2013/09/02
2013/09/02

2013年09月02日

        

大塚国際美術館 その2

category - 日記
2013/ 09/ 02
                 



最後の晩餐
これは修復後ですが、修復前のもの同じ部屋に展示され、
2つを比較してみることが出来るようになっています。

漆喰に合わないテンペラ画で描かれていたこと、
食堂にかけられていた為の湿気による劣化、カビ、
多くの人の書き直し、書き足しによって、
元の絵がわからなくなっていたため、修復されました。

女性の修道士が20年かけて修復したということですが、
ダビンチの描いた上に載っているものすべて、
書き足し分も汚れも落すという方法で、
20年かけて修復されたというのが驚きです。





キリストのこめかみに黒い点がありますが見えますか?
ここを、消失点と呼ばれる、遠近法の中心点にするために、
こめかみに釘を打ち、そこから糸を張って、
遠近法の絵を描いたということです。

キリストの顔に釘を打つのは問題ないの?
どうしてこめかみ?
額の中央とか眉間の中央ではなくて?

ちょっとびっくりでした。
芸術的疑問でなくて失礼しました。(笑)




ルーベンス キリスト昇架

人物が写っていると大きさがわかりますね。





ローマ人が宴会の際に床に捨てたものを描いた床絵。

昔のローマ人(テルマエロマエの時代です)は
なんとベッドに横たわるような姿勢で食事していたそうで、
更に、食べた後のゴミ(肉の骨とか果物の皮など)を、
床に捨てていたそうです。
このゴミが多いほど、宴会は盛況で、成功したとされたとか。

お掃除大変じゃない?と一瞬思いましたが、テルマエロマエを思い出しました。
奴隷がいっぱいいるから大丈夫なんでしょうね。

当時は、床に絵を飾ったりしたそうで、これもそのひとつ。
贅沢の一つだったんでしょう。





テルマエロマエツアーの解説員さんは、
こんな服装で解説してくれました。

ポンペイの遺跡にあった絵の解説中。
当時の裕福な家にはこういう神棚があったそうです。




実際に現地で写してきた写真がこちら。
今で言うワインバーのような所で、
仕事がうまく行くようにという祈りのこもった絵だそうです。





現代絵画もたくさんありました。
少しだけ写してきました。
シャガール「彼女をめぐりて」




モリジアーニの作品3点。

現代画コーナーは空いていました。
やはり聖堂などに圧倒されるので、そちらの方が人気があるのでしょう。

ゆっくり眺めていると、レプリカを見ているという気がしません。
楽しめる美術館だと思います。

こういうの、好きなのでつい長々と書いてしまいました。
見てくださった方、どうもありがとうございました。
            
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大塚国際美術館 その1

category - 日記
2013/ 09/ 02
                 
「大塚国際美術館」は、大塚グループが設立した「陶板名画美術館」です。
1度行ってみたかったので、今回の旅行はここがメイン。

絵はすべて現地で写真を撮ってきたものを使って、
陶器に原寸大で再現されています。
壁画などが崩れていれば崩れたまま、
写真を撮影する時点で落書きがあれば、落書きもそのまま。
額も全く同じデザインの物を現地で注文したという、
こだわりのある美術館だそうです。

作品は陶板なので、退色劣化がほとんどないとのことで、
写真も解説を聞きながら自由に撮影できましたし、
実際の作品に凸凹があればそれも忠実に再現されているので、
触って確かめてくださいとも言われて、触るのもOK。

システィーナ・ホールやスクロヴェーニ礼拝堂などは、
空間ごと原寸大で立体再現されていますので、すごい臨場感でした。

詳しく説明して回ってくださるツアーも毎日開催されています。
面白そうなので、40分のツアーが2つ予約してありましたが、
現地に行ってすぐ別のツアーも始まったので、それにも参加し、
とても楽しい時間を過ごすことが出来ました。

今日の日記はこの美術館で撮影した画像と説明をアップします。
興味のある方はのぞいていってください。




これが有名なシスティーナホールです。
これは中から写したものではなく、上から見下ろして撮影しました。

足場を作って描いたと言われますが、天井もとても高いです。

下に、天井画の一部が比較用に置いてありました。
天井では高い分、ほっそりとするのを計算に入れて描かれているので、
それを下に降ろすと何だかアンバランスな絵に見えるんですよ。
ミケランジェロの天才ぶりがこの点でもよくわかります。




スクロヴェーニ礼拝堂。

ジョットの壁画が広がる礼拝堂は可愛らしい美しさいっぱいです。

この礼拝堂を作ったのは、高利貸しをしていた方の息子さんで、
その当時、高利貸しは天国に行けないと言われていたので、
亡くなった父親が死後苦しまないようにと礼拝堂を作ったとか。




エル・グレコの大祭壇衝立画(復元)

本物は、ナポレオン戦争で破壊されたそうで、
これは原寸大で「推定」復元したものだそうです。
ここでしか見られない作品です。




聖マルタン聖堂。
フランスの小さな村にある聖堂だそうです。
こういう場所に入るときって、レプリカだと知っていてもワクワクします。




聖マルタン聖堂にある、素朴な最後の晩餐の壁画。
レオナルドダビンチの絵と比較すると、全然違いますよね。
この素朴な絵を見ながら、ここでお祈りした昔のフランスの村人を想像するのも楽しいです。




これはポンペイに埋もれていたのが見つかった、
裕福な人の別荘で、なんと50も部屋のある別荘なのだそう。
これは「秘儀の間」と呼ばれる部屋を再現した壁画の一部。
後ろの赤い色は、他のポンペイの出土の絵にもありました。

この部屋は一面が、秘儀の説明の絵となっています。
この女性は子供に恵まれず、暗い表情で訪れました。
頭に布をかぶっていることから、外部からの訪問者というのがわかるそうです。
占い師が、女性が妊娠できるという吉報を出した場面もあります。




同じ女性が帰りにはこんなに生き生きした嬉しそうな様子です。
鏡のようなもので女性を映していますね。
ポンペイの時代に鏡のようなもので顔を映したりしてたんですね~!

他にもブーツのような革靴を履いた人物の絵があったりして、
当時の裕福な人がかなりの生活をしていたのがわかります。




聖テオドール聖堂 

カッパドキアにある聖堂が再現されています。
しかし、観光コースからは外れた場所にあるらしく、
トルコ旅行に行ったからと言っても、気軽に行けない聖堂らしいです。

壁の凸凹もとてもリアルに再現されています。




  • 受胎告知の絵もたくさんありました。
    見比べると面白いですね。

    これは フラ・アンジェリコ
 




 
                         ボッティチェルリの受胎告知
 



                     これはレオナルドダビンチの受胎告知

こんな風に1度に同じ場面の絵を何枚も見比べるのは
なかなかない経験で楽しかったです。
                                             その2に続きます。