FC2ブログ

2013年06月13日

        

新しいケアマネさん

category - 日記
2013/ 06/ 13
                 
シュウトメちゃんの新しいケアマネさんのご訪問がありました。
ケアマネさんの大事なお仕事に、ケアプラン作成がありまして、
介護を受ける人がどのようなサービスを受けるかという
計画書を作って、自宅に来てくださるんですよ。

ケアマネさんが交代されてから、初めてのケアプランですが、
夏の入所の話は、今のところ進んでいないというか、
現在入所されている方の移動がなければ進まない状況なので、
ケアプランは今まで通りの利用ということで話はおしまい。

しかし、新しいケアマネさんは、変り種の熱血漢さんなのでした。
いや~、面白かったです!
シュウトメちゃんは呆気に取られていましたよ。(笑)

-----------------------------------

今までは名古屋市で働いていらしたそうで、
そこが、かなり底辺の、介護放棄なども珍しくない地域で、
かなりの大変な経験を積んで、息苦しくなり、
こちらの地区に異動希望を出して、異動されてきたケアマネさんでした。

名古屋の底辺地区の前は、医療系のケアマネさんだったということで、
医療系なので、末期のがん患者さんとか、重篤な方も多く、
そこでも大変な経験が多くあったと想像できます。
その後、介護放棄が珍しくない地区の担当というのは、
私の想像外の世界で、少し聞いただけでカルチャーショックを受けました。

なぜ以前の勤務地の話なんかされるのか。
このケアマネさんは、以前の長年の勤務先で担当した
どの地区より恵まれているお年寄りやその家族が、
自分達が恵まれているなどと露ほども思わないで、
理想と現実が違うことに不平を言う様子に毎日接して、
黙っていられなくなった・・・という感じです。

-----------------------------------

「介護の基本、食事、排泄、入浴。
この3つをきちんと介護してもらえない人がいっぱいいます」
そうおっしゃるので、まさか、と思いました。

そういえば、koala家も、入浴介護はもうやっていません。
「うちは入浴は自宅のお風呂が無理になってからは、
デイサービスで入れていただいているんですが、
その方たちは、介護度が足りなくて、
デイの回数が少ないんですか?」
(注 介護度に応じてデイサービスの回数が変わるんです。)

「いえ、介護保険料を払えないので、デイに行けないんです。
デイに行ければ、食事や排泄も、その時はケアを受けられるんですが。」

え?!そんなひどい状況のお年寄りがいっぱいいるの??
特殊例として、いるとは思ってはいたけど。
今の日本で?それって虐待では・・・。

「この3つをきちんとしてもらって、清潔な家に住んで、
困ったら手助けしてもらえて、清潔な身なりでデイサービスに行けて、
すっごく幸せなんですよ。
そういうことが望めない人はたくさんいるんです。」
そう言ってシュウトメちゃんに、にこっと笑いかけ、
「この地区の皆さんは、恵まれてます。
ありがたいですね。」とおっしゃる。

シュウトメちゃんはこういう時とても素直に相手に合わせます。

「本当にありがたいですねぇ。
嫁さんが本当にいい子なので、いつも感謝してるんです。
自分で出来ることは自分でやろうと思ってます。
出来ないことは頼むんですけどね。」
おお、理想的回答です。シュウトメちゃん。
かなり見栄が入ってるけど(笑)、でも、
今の自分の状況がありがたいって言った~。

ケアマネさん、ありがとう・・・。

ケアマネさんのすごいのは、ここですかさず褒めたこと。
「いろんなお宅に伺いますが、このように
自分で出来ることは自分でやろうと思ってますと
おっしゃることのできる人は少ないんですよ。
とてもいいことですね。」
シュウトメちゃん、嬉しそう。
自分でやろうという気持ちが偉いと褒められると、
丸投げしてきたことを少しやろうと思うようになるかも。(甘い?)

ケアマネさん、ありがとう・・・。

-----------------------------------

しかし、このケアマネさん、普通では見なくて済んでいる、
社会の汚い部分をいっぱい見ただけでなく、
そこで悪戦苦闘してきたんだなぁと思いました。

気が滅入ってきて、ここは自分の居場所じゃないと感じて、
異動を申請してこの地区に来てみたら、
恵まれたお年寄りと恵まれた介護者が愚痴ばかり言ってた・・?

「自分が恵まれていることを知り、感謝の気持ちで物事を見たら
うんと楽に生きられると思いますよ」
「前にまだら呆けのおばあちゃまがおっしゃってました。
『空には星がある。欲しい欲しいの欲しいがある』って。
でも、星に手は届きませんよね」
「何事も、なるようにしかなりません。
星に手が届かないことを嘆くのに時間を使わないほうがいい」

おっしゃるとおり。
私も最近、強くそんなことを感じていました。
昨日の日記にも、感謝の気持ちについて書いたばかり。
このケアマネさん、他人とは思えない。(笑)

-----------------------------------

ケアマネさんは、本当は、さっとケアプランを渡して、
たわいない世間話をして帰れば、職務完了。

でも、このケアマネさんは、自分でいろんなことが出来なくなった
お年寄りとその介護者の気持ちが、どうしたら前向きになり、
同じ状況下でも、明るく生きられるようになるか、
自分に出来ることを考えて、1時間、熱く語ることで、
職務を果たそうとしたんですね。
私、こういう人が好きです。

出勤前にいろんなお話が聞けて楽しかったわ、ケアマネさん。
            
スポンサーサイト