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2012年12月19日

        

落ちる能力があり、伸びる能力もあると思った日

category - 日記
2012/ 12/ 19
                 
昨日の日記に登場したネット友が言っていました。
 
キムチ作ったりして「料理好き」と勘違いされそうな午前中を過ごしました。
夕飯は、それでキムチサラダを作ったら、メインは冷凍のハンバーグになっちまいました。
すっかり午前中に、「料理力」を使い果たしたためです。
段々、料理力が少なくなっていきます、ってことなんだと思うのよね。
 
料理力、だって。言いえて妙。
考えたら、毎日のご飯を作ること自体は、全然嫌いじゃない、
というより好きなほうだと思います。
忙しい中で、1日3食、ほぼ365日のご飯作りに、毎回ワクワクはできないだけ。(笑)
世の中には、家族にご飯を作りたくても、病気だったり貧しかったり戦争中だったり、いろんな理由で出来ない人がたくさんいます。
 
そういう方たちの痛みが早く癒されますようにと祈りながら、家族にご飯を作れる平和に感謝する気持ちは失いたくないですね。
 
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ネット友が料理力が減ってきた、と言いましたが、
減ってきた力は、他にもたくさんあります。
 
家事力、とっさの判断力、記憶力などなど、
年とともに減っていく能力があることを受け入れよう。
その代わり、年とともに向上した能力だってあるんだから。
そんな感慨が湧きました。
 
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実はね、昨日、職場の同僚(60代)が、30代の先輩に、
ちょっとした勘違いをキツイ言葉でとがめられてしょげていました。
誰でもしそうな勘違いで、特に誰にも迷惑はかかっていませんが、
勘違いというのはうっかりと言うことで、ない方がいいに決まってます。
 
物事は言い方なんだけど、勘違いを気の緩みとして許せない感性の持ち主もいるので、気を取り直して、これから同じ勘違いをしなければいいよねって励ましたのですが、その後、私も、とっさの判断ミスをしました。
同僚の失敗例を書くのは気がひけるので自分の失敗例を。(笑)
これは愚痴じゃなくて、うっかりの具体例として読んでくださいね。
 
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私がレジに入ってしばらくした時に、「1時間以上放置されているカゴがあるから、冷蔵庫に移動させました」という連絡事項がありました。
私は自分がそういう連絡をする時は、全てのレジの人に言っておくので、その人も同様にすると思い込んでいました。(実際はなぜか私にだけ連絡したのでした。)
 
私がお客様の応対をレジでしている時に、横のレジにカゴの事を聞いているお客様がいらっしゃいました。
横のレジは同僚で、最初に書いた人とは違いますが、やはり60代。
(午後のパートって、平均年齢が高いの。)
話が聞こえてくるので、私が連絡を受けたカゴのお客様だとわかりました。
 
私は自分のレジのお客様の応対をしつつ、隣のレジの人が呼び出しブザーを押すと思っていました。ブザーが鳴ると、そのレジに、従業員が駆けつけるのです。
冷蔵庫からお客様が放置したレジのカゴを持って来てもらうためです。
 
でも、隣のレジの担当者は、ブザーを鳴らしませんでした。
連絡を聞いてなかったのでピンとこなかったのです。
私だったら、とにかくブザーを鳴らして調べてもらいます。
その時に、私がブザーを鳴らすのが、後で考えたら一番よかったのです。
 
でも、つるつるの私の脳みそは、カゴを探しているお客様がいらっしゃる
お隣のレジのブザーを鳴らしてもらおうと考えたんですね。
私が鳴らしたって全く問題ないのに。
 
ちょうど私の応対中のお客様のレジの合計金額が出て、お客様がお金を出そうと小銭を数えている時だったので、私はお隣のレジのお客様に「1時間以上放置されていましたか?冷蔵庫にお預かりしているカゴだと思います」と言ったんです。
隣のレジの同僚とお客様は、あらそうなの?という雰囲気になりました。
 
私はそのまま目の前のお客様からお金を受取りましたが、なぜか同僚はすぐにブザーを押さなかったので、私は追い討ちをかけるように「ブザー押してください」と言ったんですよ。
無駄にお隣のお客様を待たせましたし、隣のレジをしていた同僚は嫌な気持ちになったことでしょう。
 
後で同僚には謝りましたけど、この判断ミスは思いこみのせいだと思います。
連絡を他のレジも受けていると思い込んだこと。
駆けつけるべきレジのブザーを押すと思い込んだこと。
この2つの思い込みが、瞬時に解けなかったのは、
脳の柔軟性の問題だと思いました。
若い頃だったら、思い込みを解いて、一番早いのは自分がブザーを押すことだと、さっと気がついたんじゃないかと思います。
隣の同僚も、同じじゃないかなと感じました。
最初に書いた、小さな勘違いをした同僚も。
 
その同僚をきつくとがめた30代の人には、加齢でそういう現象が起きるっていうことはわかりません。若いんですから。
普段から、おばさんってどうしてこんなにトロいんだろう?と頭にきているから、とっさにキツい言葉が出るのだと思います。
 
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私が年を取ってから伸びたと感じる能力は、
いちいち激しくムッとしないということと、
罪悪感に苦しまないことです。
まあ、元々が脳みそがぼ~っとしている人間なのですが、
若い頃はそれなりにムカッときたり、罪悪感で苦しんだりしました。
 
いろんな人がいる、ということをしみじみ実感することが増えると、ムッとすることが減ります。
私の場合はシュウトメちゃんに鍛えられたことも大きいかな。(笑)
多少の暴言は、昔のシュウトメちゃんに比べたら可愛いものなので、スルー出来ちゃうのですね。
 
罪悪感についても同様かもしれません。
たいていの人は、その時の自分にとって、正しいと感じる選択をして生きています。
ミスした時だって同様です。
その時の自分の能力で、出来る範囲のことをしたんですから、責める必要などあるでしょうか。
 
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昔はそう思えませんでした。
特に子育てについては、長男がハンディを背負って生まれてきたこともあって、必死だったのですが、必死だったら正しい選択を出来るかというと、それは別問題。
 
例えばこんな思考回路が働くのですよ。
長男にはこういう問題点があると思われる。
それは私がこういう場合にこういう対応をしたせいでなはいだろうか。
この対応はこういう価値観に基づいていたけれど、この価値観は間違っていた・・・私はなんて愚かな母親だったことか・・・と
まあ、こんな調子で自分を責めまくるんです。
 
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怒るというのは、相手を責めること。
罪悪感というのは、自分を責めること。
根っこは一緒なんじゃないかと思います。
責めることから完全に自由になれば、悟りの境地でしょうが、
そこまで行かなくても、そこそこ自由になるだけで、
ずいぶん生きやすくなりますね。
 
多分ね、年を取っても相手も自分も責めまくっていたら、
加齢によるいろんな力の後退に心がついていけないから、
そのままの自分、そのままの相手を、少し受け入れやすい精神状態になっていくんだと思います。
 
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シュウトメちゃんや叔母を見ていると、老いることはけっこうキツイです。
2人とも、半身麻痺を背負ったこともありますが、
家事力が落ちるどころの騒ぎじゃありません。
自分のことが自分で出来なくなってくることを受け入れるって、どんな感じでしょう。
 
私にはその感じは想像することが出来るだけで未経験です。理解不能だと思っています。
30代の相手にきつくとがめられた60代の同僚は気の毒だったけれど、
その人と、同僚は、見ている世界が違うと思うんですよ。
 
同じ世界に生きているように見えるんだけど、
違うものを見ているというか、違う宇宙に生きているというか・・・。
この辺、書いていることが通じるかどうか心もとないんですが、
全然わかんない~っていう方、ごめんなさいね。
違う宇宙からしゃべってます。(爆)
 
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もうすぐ今年も終わり、また新しい年がやってきます。
どんどん落ちていく能力もあれば、増していく能力もあるでしょう。
全てを受け入れる覚悟をしつつ、やりたいことをやっていこう、生きていることに感謝しながら。
そんな風に思った52歳の冬でありました。
 
 
 
 
 
 
 
 
            
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