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2012/06/13

2012年06月13日

        

自分が期待するほどの愛情がないように見えても

category - 日記
2012/ 06/ 13
                 

久々に登場、猫の大福です。目つきが悪く見えるのは眠いだけよ~。
 
最近、シュウトメちゃんの話が多いです。
別にここで悪口を言いふらしたいわけではないですよ。
振り返ると、そこに学びがあったということです。

嫁として嫌な思い出が多いシュウトメちゃんですが、
自分としては、こんなにもかかわりを持ち、
振り回される相手というのは、縁が深いと感じています。
もちろん、若い頃は、そんな感覚はなくて、
いい加減にして欲しい、という思いでいっぱいでしたが。

もしかしたら生まれる前に、「私があなたにいっぱい
意地悪をしてあげるから、いろいろ学びなさいね」なんて
シュウトメちゃんが私に言ってくれたのかも?とさえ感じます。
モロモロの理由があるのでしょうが、
今はかなり円い性格になりつつあります。

昨日「シュウトメちゃんはお金が頼りと思っている」と書きましたが、
すごいケチでお金を手放さないわけではないんです。
実は上の義姉が熟年離婚して以来、
かなりの額を渡してきたようです。
こういう点でシュウトメちゃんは中庸がないので、
自分の生命保険も解約してしまったことが判明しています。

2人の義姉がシュウトメちゃんを避けたい気持ちは
今では、わからないでもないんです。
以前は,自分の母親に暴言を吐くなんてありえないと
義姉たちを裁く気持ちでいっぱいでしたが、
シュウトメちゃんのオットへの言動を見ていると、
こんなに打算を示されたらうんざりするのも当然かと、
義姉たちに同情の気持ちもわいてきました。

自分の言いなりにならず、逆に意見する息子(koala夫)に
「お前が小さい頃、よく熱を出したのを、
急いで医者に連れて行って看病したのに!」とか
親だったら当然でしょ?それを恩に着せるの?というような
発言をばんばんするシュウトメちゃんなのでありました。

でも、シュウトメちゃんが義姉にお金を渡した気持ちには、
その代わり感謝しろとか、少しは面倒を看ろとか、
そういう打算があったにしろ、愛情ももちろんあったのです。

娘がお金がなくて辛い思いをしている、何とかしてあげたい、
そういう素直な愛情も、打算と共にちゃんとあったのです。
打算よりも素直な愛情の方に意識を向けたら、
親子関係が少しは変わっていたでしょうか。

数年前、シュウトメちゃんは骨折入院したんです。
すぐ退院の話になりましたが、ケアマネさんにも、
自宅にいきなり帰ると転倒の危険が大きく、
リハビリのある施設で、自宅で過ごせる程度に運動能力が
回復するまで入所しなくては無理だと勧められました。

本人は、寝たきりになっても家に戻るとわめきましたが、
施設に入れられたまま家に戻してもらえないかも、
自分は邪魔なのだからという不安からわめいたようです。

退院してくれという病院と、寝たきり防止に施設へと
アドバイスくださるケアマネさんと、
施設は嫌だという一点張りのシュウトメちゃんに挟まれていると、
義姉2人が危機を感じて乗り込んできました。

「koalaさんが家で面倒をみたくないって言うんだから、
施設に行くしかないでしょう?!
私たちは面倒なんか見られないからね!」
私、面倒をみたくないからなんて言ってないのに。
切り口上で、横で見てても怖かったです。

実の娘に怒りの声でこう言われたシュウトメちゃんは
施設に行くことを承諾し、義姉たちが帰った後、
「わしなんか死んでしまったほうがいい」と荒れて大変でした。
もちろん、私になだめて欲しいので荒れるんです。
私はなだめましたが、心からの愛を込めてではなかったです。
義姉たちの暴言の尻拭いはいつも私だ、と思っていました。

koalaは嫁役の女優なので、演技が多いんです。
自然な愛が欠けている分は、意思の愛で、ということで。
でも、100%演技だったわけではありません。
シュウトメちゃんの傷ついた様子は可哀想でした。

誰も本気で自分のことを考えてくれない。
シュウトメちゃんはそう感じていたのでしょう。
無理もない側面もあったのですよ、もちろん。

リハビリなし自宅に戻られたら、私はつきっきり介護になります。
そこまでしても、転んで再び骨折したら私の責任です。

オットにしても、妻をそんな環境に置きたいはずはなく、
寝たきりになったら、自分も今のように仕事に集中できず、
家庭崩壊の危険だってあると感じていたかもしれません。
それでもこの時は、全員の中で、一番根気よく、
シュウトメちゃんに入所の必要性を言い聞かせていました。
そして自分の母親が人の意見を聞かないと嘆いていました。

2人の義姉に至っては、「この日だけでもみてください」と
シュウトメちゃんの介護の一端をkoala夫婦から
求められるかもしれないので、それは一切困ると怒鳴ってきました。

シュウトメちゃんには優しい実弟が2人いて、
お見舞いに来てくれていましたが、
それ以上のことを期待できるものではありません。

みんな、シュウトメちゃんの望むほどには、
シュウトメちゃんを愛し、受け入れていませんでしたが、
愛情がないかと言われれば、ちゃんとありました。
ただ、シュウトメちゃんの望むほどにはなかっただけです。

愛情はそれなりにちゃんとあった、というそのことに
シュウトメちゃんが着目できていたら、
不安と孤独は和らいだでしょうか。
私がこの時、このことに思いを至らせていたら、
シュウトメちゃんに指摘してあげられたでしょうか。

「施設に入るとお金がかかる。お金がない」と
シュウトメちゃんがうるさい(←鬼嫁表現)ので、
私の口座からの引き落としで全額払いますよと言いました。
とにかく大学病院のベッドをあけなくちゃいけなかったから。
そういう理由でも、やぱりそこには愛情もありました。

「手術したい人がいっぱい、ベッドが空くのを待っているんだよ?
小さな病院では対応できないような検査や手術をして欲しい人が。」
大学病院ってそういうところです。
自宅に帰る前の施設でのリハビリの重要性を説く一方、
私は大学病院のベッドを空けることの重要性も強調しました。
病院側に退院を迫られ続けていることにイライラしていました。
私のイライラはシュウトメちゃんの不安を高めたでしょうか。

まあ、私はこのことで自分を責めたりしませんよ。
だってその時の私は、気持ちの余裕がなくて、
その中で一生懸命やってたんですから。

シュウトメちゃんだって、不安だらけだったのです。
家で転んで、肋骨を折って、緊急入院し、
痛いし、車椅子でトイレに行く身になるし、
退院してくれと言われ、足が弱ってしまい、
施設でリハビリしろと言われ、早くベッドを空けろと言われ、
運命の激変でとまどうのは当然でした。

施設に行きたくないと言っても、誰も味方はいないという感覚。
味方はいなかったんでしょうか。
敵のように見えた私たち。

施設に入ったら、出してもらえないかもしれないという
シュウトメちゃんの不安。
どんなにそんなことはないと説明してもダメでした。
そしてまた、私たちにとってはシュウトメちゃんを
背負わされたらたまらないという不安が。
双方の不安が、私たちをシュウトメちゃんの敵に見せたのだと思います。

シュウトメちゃん側の被害者意識が強くなければ、
打算も混じっているけれど、愛情も混じっていると思えたかも。
その愛情の方に意識をもっと向けることが出来たら、
世界は変わって見えたに違いないと思います。

今からでも、全然遅くない、と思います。
自分が期待するほどの愛情がないように見えても、
少しでも、愛情があるんじゃないですか?
あったなら、その愛情に意識を向けて、感謝を送り、
足りない分は、自分で自分にいっぱい愛情を送りましょう。

不安でいっぱいで、パニックになっていた
あの日のシュウトメちゃん。
誰の心にも似たような自分がいるのかもしれませんよ?

ちなみに私の中をのぞいてみると・・・
「私は年を取っちゃって、昔みたいにバリバリ働けない。
疲れやすいし、忘れっぽいからミスするし、
シュウトメちゃんや叔母さんの面倒を見ている間に
もっと年を取って、もっと役に立たなくなって、
もっと頭も馬鹿になっていっちゃうんだ」と
不安で困った顔をしているkoalaがちゃ~んいました。
自分で天使の代弁(怪しすぎ?)をしてみますね。

「年寄りになるっていうのはどんなことか
経験しないとわからないじゃない?
魂が新しいことを経験してるだけなんだから、
この新しい経験をちゃんと楽しんで。
年を取るってはどんなこと?っていうアトラクションだと思って。
親を看取るってどんなこと?アトラクションはもう経験したでしょう?
両親が末期がんでどんどん弱って行った時、
役に立たないからいらないって思いましたか?

アトラクションのチケットはもう受取っているから、
それは起こってくるけど、選択肢がいっぱいのゲームです。
どんな年の取り方するのも自由なんですよ。
シュウトメちゃんは相手の愛情不足を嘆く選択をしたけど、
少なくても愛情が存在することに感謝する選択もありですよ~。
とにかく、自由選択ですからね。」


あ~ら、そんな風に考えると、別に困らないかも。(←単純)
            
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