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2012/02/19
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2012/02/19

2012年02月19日

        

後編 その3 (後編完了)

category - 日記
2012/ 02/ 19
                 
そういうことで、総まとめ的に言うと

国や環境省は今回の原発事故の中で、
どれだけの放射性物質が環境中に出たのかという事を、報告しないで、

一番最初に計算して報告したのは武田邦彦さんでした。
その後、東大の、国会に出て、「国会議員は何してたんですか」という発言をされた児玉さん。児玉龍彦さん
ある意味では民間の人たちが、あの人たちは大学の先生ですけど、
国の機関だとか監視機関という事から言えば民間の立場の人が、そういう事を訴えて
初めて国会議員が動いて、経産省に
「いったい環境中にどれだけの放射性物質が排出されたのか」という話を聞いたんですね。


セシウムで原爆の168倍。
という答えが返ってくる。


「放射能汚染はどんな風に広がっているんだ」という事で、
早川さんの放射能汚染地図が出るまで、
みんな、どんな風に汚染が広がっているのかという事が分からなかった。

で、早川さんが出したら、今度、文科省が発表する。

いったいこの国は何なんだ。

最初は、体制が整わなくて民間の問題意識がある人たちが先導して、
色々と問題提起をしていった。
そうしたら、我々の税金で食っている人たちが、それに付け加えて、
もっと住民の安全対策とか次の手立てを打つべきですよね。

しかし、早川さんと、あるいは武田さんとか児玉さんと同じような事を言って、それで済んでいる。

冗談じゃないんです!

あなた方は対策を立てなければならない立場の人です。

私たち自身は今、国に頼るということじゃなくて、
色々と意見を言い、「こうじゃないか」っていう事を提案していく。

そのなかで、
我々自体が変えていくっていう気持ちにならないとですね、
頼っていたら、とんでもない事になる
っていうのが今までのお話しの、一つのまとめなんです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー

もう一つのまとめ
 
そういう中で本当に大変になっているのは、
外部被ばくの1ミリシーベルトで原爆症の認定という記事
それの何十倍も超えるようなところに、汚染地に今住んでいる人たちがいます。
したがって、その人たちを何とか疎開させて、医療対策を取っていかなければならない。

これは緊急の課題です。

その時にみなさんが瓦礫を引き受けちゃうとですね、
疎開する場所が無くなっていきます。

是非、がれきを引き受けないで、
人を引き受けて欲しい



それと、我々自身の内部被ばくの対応です。

汚染されている食材がいろんな形で、まわってきます。
この空気と食品の汚染について、私たち自身が声をあげていく。

空気の汚染については、がれきを静岡で食い止める。
これがすごく大事です。
多分瓦礫引き受けの関ケ原です。


細野さんの地元です。
環境大臣の地元で引き受けられないような提案を
環境省がいくら馬力をかけても、全国の自治体が引き受けっこないです。

静岡が引き受けるか引き受けないかというのがすごく鍵です。



もう一つ食品の汚染問題について言えば、
みなさん方の中にも生協に入っていらっしゃる方が沢山いると思うんですけれども、
宅配専門のラディッシュぼうや、約10万人の会員を持っている生協冊子ですね。
ここが、国の10分の1の自主規制値を設けました。

生協がみんな力を合わせて、この自主規制値を自分たちで作っていく。
そうしたら、流通業界は、すごく、こういう動きに敏感です。

どこどこのスーパーさん、どこどこのスーパーさん、
名前は出しませんけども、いろんなところが、生協の動きに右へならえします。

どんなに甘い規制値を作っても、
これは、その規制値をひっくり返していく事が出来ると思っています。


皆さんの中に、規制値がそれなりに緩やかなのは、
汚染地帯の農業者だとか事業者、生産者が、
やはり食べていけるように、そういう事を考えて甘くしているんだというふうに
お思いになっているかもわからないんですが、

実態は違います。

これはNHKのテレビにも出ましたけれども、
甘い基準のために生産者はその基準以下だからという事で、作って出荷しようとしたわけです。
そしたらですね、消費者の方が賢いですから、
「そんな甘い基準の物を自分たちの子どもに食べさせるわけにはいかない」
「家族に食べさせるわけにいかない」
という事で、買わないわけですよね。

わたしもスーパーへ10時ごろ行ったら、
ちょっと、名前出したらアレですけど、
やっぱり、残っちゃうわけですよ。

国がきちっとした厳しい基準をやらないから、
国の基準はもう安心できないから、自分たちが判断をして、
わたしの友人もですね、小学校の子どもさんに弁当を作ってますよ。

学校給食は国の基準に基づいてやられているところがほとんどだから、
そんなものを食べさせるわけにはいかないという事で、やっている人がいます。

つまり、実質甘い基準をいくら作ってもですね、
皆さんはそれを見抜いているから、買わないわけです。
その結果生産者はどうなるかっていったらですね、
売れなくて、返品で戻ってくる訳です。
余分にお金がかかっちゃうわけです。

返品で戻ってきた分を、東電に保証してくれって言ったら、
東電は何て言うか分かりますか?

「それはバカな国民が、風評で買わなかったからあなた方の物が売れなかったんです」という話

つまり国の基準通りにみなさんが買っていれば、
あなた方は損害を受けることはなかったんだ。
損害を受けたのは風評被害です。
風評被害まで東電は被害補償する必要はありません。という話なんです。


つまり、甘い基準と風評被害がセットで、
東電を救うため。
農業事業者を救うんじゃないんです。

事業者にはやっぱり本当の実態を知ってもらってですね、
事業者は、じゃぁこういう土地で生産物を作っても、放射能濃度が下がらないというんだったら、
もう、土壌を改良するしかないんだ。
そういう現実を知って、取り組むべきなんです。
甘い食品の基準は世の中を混乱させるものでしかないんです。

それを防衛的にやるためには、
私達が今まで作ってきた生協組織だとか、いろんな組織で、
こういう自主規制値などを作って、実際に跳ね返していくという。

空気の汚染問題についてはがれきを受け入れない。
食品問題については自分たちの中で自主規制値を作っていく。


これは生協の方針として、
あるいは流通業者の方針としてやっていって、国のものを打破していくと
そういう事が必要じゃないかと思います。

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後編 その2

category - 日記
2012/ 02/ 19
                 
長い文章を読むのが平気な方は ぜひ全文を お読みください。

これは後編その2です。

ーーーーーーーーーーーーーー
 
環境省の瓦礫処理方針と現行制度とのダブルスタンダードでは、
環境省は基準を今回の瓦礫の処理にあたって、
どれだけ含まれていれば安全だとか安全じゃないという事を
示していないという事をお話ししたんですけれども、
実際に、実は法律の中で決められているんです。
決められているんだけども、それに頬かぶりしている。


環境省は今回の瓦礫の問題について、焼却炉で燃やすごみ。
この可燃ゴミに関しては基準を設けず燃やしてもいいという事になっている。

これは先程ちょっと言いましたように、ほとんど、
焼却施設にはバグフィルターが付いているからです。

そのバグフィルターで99.99%取れるということは、
何の根拠もない
という事は先ほど(前編をお読みください)お話した通りなんですけれども、
不燃ごみや焼却灰については8000ベクレルという規制をしています。


で、再生処理品。
今、セメント工場は、セメント資材として、
下水場の下水汚泥をセメントの資材にしているんですね。

汚泥には高濃度の放射性物質が入っています。
そういう物が建設資材に利用されていく時に、
一応、再生処理品(建設資材などに利用する場合は100ベクレル。
こういう規定をしています。


環境省がそういう方針を出している一方で、
クリアランス制度というのがあります。

クリアランス制度というのは何かというと、
放射性物質や放射能汚染物質については、原子炉施設内で処理をして、
一般廃棄物の焼却施設などでは取り扱わないという法律の体系になっています。

放射性物質というのは、ごくごく微量でも強力な有害性を持つために、
市町村の焼却炉などでは燃やしてはいけないという法律の体系だったんです。今まで。


放射性物質を取り扱えるのは、ちゃんと国家試験を受けて、
技術認定された人がいて、
しかも原発施設だとか、放射性物質を取り扱う医療施設だとか、
そういうところでしか取り扱ってはいけなかったんです。

法律上は、私達が普通に生活している環境中には
放射性物質は出てこないものだという事で、
治外法権化されて取り決めされてきました。

実際に放射性物質は廃棄物として出された時には、
200年300年単位で、どう保管するか、
というふうに
きちっと、厳しい定めを作ってきたんです。


ところが、東海原発が解体された時に、10万トン近い放射能汚染物が出てきた。

10万トン近い放射性廃棄物を200年300年どう管理するか。

大変な話になって、ごくごく低濃度の放射性物質については、
一般廃棄物として取り扱っていいんだという法律制度を作ったんです。
これが、クリアランス制度というんです。

クリアランス制度のもとに、クリアランスレベルという物の基準を作ってですね、
それ以下だったら、ま、市町村の埋め立て処分場だとか、
産業廃棄物の業者の人が、取り扱ってもいいという定めを決めた。

そしたら、今回の問題もそれに従って決めればいい。

例えば100ベクレル。

今8000ベクレルというふうに焼却灰を決めていますけれども、
これは、このクリアランスの制度から言えば、甘い基準です。


基準に従って安全だというふうに我々のところに持ってこられるものは、
そんな大物の基準になっている。
しかも今の法律から言えば、ダブルスタンダードになっていて、法律違反。
だから、具体的にクリアランス制度というのはすごく厳しい制度になっています。


例えばシーベルトでいうと
年間1ミリシーベルトの100分の1
年間10マイクロシーベルト以下に抑えなければいけない。

あるいは放射線の核種ごとにどれだけ以下でなければいけないのかというのは
これはグラム単位で書いてあります。
セシウム137は0.1ベクレル/gになっていますが、
kgは1000倍ですから、100ベクレル/kgなんです。
ストロンチウムは1ベクレル/gとか、ま、そういうふうに書かれています。
それぞれの核種によっていろいろと定められているんです。

したがって、少なくても瓦礫をどこかで処理するというんだったらですね、
この法律に基づいてきちんと、それぞれが、これ以下であるかという事を
きちんと調べなければいけない。
それが、何の定めが無くてもいいというのは、全くこれは法律違反です。
 
この講演会文字起こし後編はその3で完了です。
ぜひお読みください。

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「ちょっと変な国の安全基準」青木泰さん講演会後編 (動画&内容書き出し)

category - 日記
2012/ 02/ 19
                 
後編は、ざくっと要約してもとても長いので、
いくつかに分けてアップします。

中には長い文章が苦手な方、時間のない方もいらっしゃるので、
そういう方のために、私は文章を削っています。
長い文章を読むのが平気な方は ぜひ全文を お読みください。

これは後編その1です。
--------------------
「バグフィルターに騙されちゃいけない」青木泰さん講演会前編 (内容書き出し)の続きです。

青木泰さん講演会後編


続きを読むにhttp://static.fc2.com/image/e/391.gif講演内容を書き出しました

大阪の阪南中央病院の村田三郎副医院長さんという方から
取材して聞いた内容なんですけれども、
彼は原爆症に罹った千数百人の人をずっと診てこられたという事と、
今回の福島原発の事故の前から、福島原発で働いている
下請け労働者の健康状態をずっと追いかけてきた人なんです。

原爆症認定というのは、今まで、爆心地から2キロ以内の人しか、
原爆症を認めてこなかったんです。
それで何十年もですね、認定基準を変えろという
被ばく者が起こされた裁判の中でほとんどみなさんが勝って、
ようやく2008年に爆心地から3.5キロ離れたところでも
原爆症認定をするということが決まったんです。


3.5キロっていうのはすごく意味があります。
3キロ以内の原爆の外部被ばくの量っていうのは
1ミリシーベルトから2ミリシーベルト
つまり、3.6キロまで認めたっていう事は、
原爆症認定に於いては1ミリシーベルトという、
今まで日本の国内で基準としていた1ミリシーベルトを認めたという事です。


ところが文科省は、子どもたちが学校生活をしている基準を
最初20ミリシーベルトにしようと。

国の法律、国政的な取り決め、そして原爆認定では
1ミリシーベルトという事を認めながら
文科省は20ミリシーベルトで最初やろうとしました。


そうしたら内閣の参与をされていた東大の小佐古先生が、
涙の記者会見をしましたね。
「私はこういうのを認めるわけにはいかないと」
「国際的には1ミリだ」と「20ミリじゃダメだ」と。


※子ども20ミリシーベルト「容認すれば私の学者生命は終わり」小佐古敏荘氏内閣官房参与を辞任

つまり国の法律で一番最初にこれを守っていかなければならない法律を、
役所自身が守らない対応をしようとしたわけです。
あの時以来、福島現地の人達や国民の声なんかも含めてですね、
ま、1から20にしますとか、ようやく1にするという、
文科省の範囲ではそういう話になった。

では、厚生労働省。
日本の行政は縦割り行政だという事は何度も聞いた事があると思いますが、
この安全基準でも、全く縦割り行政で、
厚生労働省が管轄する食品の暫定規制値では、飲料水は200ベクレル/kg。

kg当たり200ベクレル含まれていても
飲料水は安全だよということをしています。

ところがですね、原子炉の排水規制値が90ベクレルなんです。


原子炉の排水というのは、河川だとか海へ原子炉から出る水。
これは河川だとか海を汚してはいけないので
90ベクレル/kgという値に規制値を定めているんです。

ちょっとなんか変じゃないですか?

お尻から出るのと飲むのと基準が反対になっていません?

河川に放流する基準と、飲み水の基準が逆転しているなんて、
とんでもない話ですよね。

ようやく食品暫定規制値の見直し案というのが、昨年の暮れに出まして、
飲料水が今までは200ベクレル/kgだったのが、10ベクレル/kgにする。
ようやく当たり前になる。
だけどこんなのは、すぐにでも切りかえるべきですけども、
厚生労働省は4月から切り替えると言っている。

あまりにもひどい間違いですよね。
あまりにもひどい間違いをようやく認めた。

そんなにひどい間違いは他にはやっていないだろう。

ところがどっこいですね、環境省も負けてはいないんですね。

環境省は排ガスの規制値の目安ということで、
セシウム137について、1リュウベイ当たり、
  (※リュウベイ→立法の「立」、メートルの「米」の略語「りゅうべい」と教えていただきました)
リュウベイというのは、1m1mが1立方メートルということですが、
その空気の中に30ベクレルの放射性物質が入っていても、
一応いいんだという基準を示しているんです。
大気中の基準として。

焼却施設の周辺だとか、原子力施設の周辺の規制値として
30ベクレルまでは良いんだと


ところでみなさん、一日に我々が呼吸で吸う量というのは御存じでしょうか?
大体これはインターネットで調べると、
15リュウベイから20リュウベイまで、我々が、ま、人によって違うんですね。
20リュウベイまで吸う。
そうすると、最大で考えたら600ベクレル。
一日600ベクレルまでいいんだという事です。


これは先程みました、食品暫定規制値、甘い大甘の食品暫定規制値が、
穀類とかそういうものを1kg当たり500ベクレルだと言っている
その甘い食品暫定規制値よりもさらに甘い規制値に、
我々が吸って安全だという基準に定められていたんです。

さらに環境省はですね、もうひとつ。
焼却灰「8000ベクレル以下」
こういう話はお聞きになった事があるとおもう、

ところがですね、
今回、瓦礫で東北から、被災地から運んでくる時に、
瓦礫として運んでくる物の規制値が無いんです。現状。


規制値が無いために、愛知県の知事は、環境大臣。
ここが地元の何とかさんっていましたよね、
細野環境大臣に意見書を出しています。
「東北から運んでいいという基準を決めなさい。
決めて欲しい。基準が無いのはおかしいじゃないか」と言っている。

そしたら、環境省は基準があるというんです。
どういう基準かと言ったら、
東北から運んできます。
運んできて焼却炉で焼却します。
焼却した後に焼却灰が残ります。
焼却灰にどれだけ残っているかという規制値は作っている。


ちょっと変じゃないですか?

これ、毒物の規制値というのは
例えば青酸カリは200ミリグラムだったと思います
200ミリグラムというのは、致死量。
200ミリグラムの青酸カリを飲んだら危険ですよという事。
そのとき、
もし青酸カリを飲んだ後に、出てくるウンチを調べてですね、
どれだけ含まれていれば危ないです、という規制値を作ったら、

こんな政府をみなさん信用しますか?

例えばアントニオ猪木がですね、飲んで、
「俺のウンチはこれで、生きているんだから、
これが規制値になるべきだ」と言っているのですね。
そんなの嫌だよと。
やっぱり、飲む、口にする前の規制値をやらなければいけない。

瓦礫についてはそれを決めていないんですよ。

ウンチである焼却灰の規制値しか決まっていない。


こんなやり方で・・・
この間ある新聞記者さんに取材を受けた時に、その話をしたんですよ。
いくら文化系の人だといっても、この位の事は当り前な話でしょ。

だから、皆さんが
自治体の方が、環境省が安全だと言ったから
私たちも安全だと思っていますと言ったとしたら、
規制をやっていないに等しいじゃないですか

僕は自分が言った事は責任持たなければいけない。
これは本当に事実なんです。
 
後編その2に続きます。
とても重大な話なので、ぜひ読んでいただきたいです。
 
 

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