FC2ブログ
2012/02/12

2012年02月12日

        

小出裕章氏  トリチウムの危険性・内部告発を保安院が黙殺

category - 日記
2012/ 02/ 12
                 
ざまあみやがれい!管理人様の文字起こしを要約して掲載します。
前半のトリチウムの件だけでもお読みください。
昨日のブログに書きましたが、福島でも大量に出ている放射性物質です。
 
 
アメリカ原発ベントで放出 トリチウムの危険性「細胞の中にでもどこでも入ってきてしまうし。有機物に化合するとDNAの一部に」小出裕章 1/31(1)
水野「アメリカの原発事故についてまず教えていただきたいと思うんです」
バイロン原子力発電所というところで、原子炉が緊急停止しました。
で、ベント…蒸気を外に逃がすベントが行われたということなんですが。」


▼アメリカ原発が緊急停止で「ベント」! トリチウムなど放射能を放出:報道まとめ

水野「たしかこのベントというのは、そう簡単にやることではない、
余程の緊急時のことだと、小出先生おっしゃっていたように思うんですが」


小出「そうです。私も今初めてこのニュースを聞きまして、
事故の詳しいことはわかりません。
トリチウムという放射性物質が放出されたというふうに今、聞きました。
トリチウムというのは実は水素の同位体と私たちが呼んでいるもので、
普通私たちが、水素と呼んでいるものの、三倍重たい水素なのです。
水素の同位体で。放射能を持っている水素なのです。

それが出てきたということは一次冷却水を、まあ蒸気ですね…を
放出したということだと私は思います。

燃料そのものがまだ破損をしていないので、
1時冷却水の蒸気は放出したけれども、他の放射能は放出していませんと、
そういう説明になっているのだなと、今私は聞きました。

ただし、一次冷却水を放出しなければいけないという事態は
それなりに深刻です。
どうしてそんなことになったのかということを知りたいとおもいます」


平野「あのトリチウム自体の毒性というのはどうなんでしょう」

小出「大変低いエネルギーのベーター線しか出さない、
放射線としては危険度の少ないものなのですけれども、
いかんせん水素ですので、一度環境に放出してしまうと
回収の方法すらがもうないのです。水になってしまいますので…」

水野「はあ!」

小出「え…どんなに水を綺麗にしようとしても、
水そのものですから。もう取り除くこともできないし。
人間という生き物は水がなければ生きられませんので、
必ず体に取り込んでしまうし、細胞の中にでもどこでも入ってきてしまう。
有機物に化合するとDNAの一部にもなってしまうというようなものです。

かなり大量に原子炉の中でもできますので、

注意をしなければいけないとかねてから私は思ってきました」

水野「今の話だと…水に、なってしまうので、生命体が体に取り込んでしまう。
というのはいわゆる内部被曝する危険性が高いっていう意味でしょうか」


小出「そうです。外部被ばくという意味ではほとんど問題になりません」
ガンマー線を出しませんし、ベーター線のエネルギーも低いので、
外部被曝という意味では、もうほぼ問題ないと思っていただいて結構です。」


水野「すぐに外部被ばくで急性な症状が出るというようなことは考えにくいですよね。
ただ、この後ですね。除去できないということは、ずうっと残るわけです。
それを体内にとり入れるっていうのは、直接しなくっても、
水から、いろんな植物やら作物に、魚類などに移って、そして人間にっていう……」


小出「そうです。」
最終的には地球全体の水循環の中に取り込まれていきます。
海全体がトリチウムで汚れるとかいう形になるわけです。
それより薄まる前に、その局所的なトリチウムによる汚染というものが
起こる可能性があります。」


水野「それは、私らはどうしたらいいんですか?」

小出「ええまあ(苦笑)。日本の人がですね。今、この米国の事故…
バイロン原発の事故で出てきたトリチウムに、格別に注意をする必要はありません」
(koala注 福島原発の事故で出てきたトリチウムはもちろん影響は甚大です)

平野「アメリカ政府はですね。普段から原発のその放出の蒸気の中に
この物質が含まれてるんで、あまり影響はないんだ、
心配することはないんだ、みたいな一報で流れたんですよね。

そんなに、普段から、放出されてるもんだとしたらですね
今の話だと逆に言うと怖いなと。内部被曝に……」


小出「はい」

平野「日本の原発でもですね、普段から水蒸気の中に
放出されてるんであれば怖いなと思ったんですけど」


小出「水蒸気もそうですけれども、原子炉から出てきてしまうと
必ず水になってしまうのです。トリチウムというのは。

ですから……どこの原子力発電所でもそうですけれども、
排水処理という、廃液処理をしているわけですけれども、
汚れた放射性物質を、水の中から取り除いて、
綺麗にしますと言っているわけですが、トリチウムは水そのものですので。
どんーなことをやっても取り除けないのです」


ですから、排水処理をしたと言っても、
トリチウムだけはどこの原子力発電所からも日常的に出てきていますという、
そういう特殊な放射性物質なんです。」



水野「えっ。日常的っておっしゃったってことは事故を起こさないで、
普通に稼動している原発からも、いつもトリチウムは出てるんですか。
水…となって」


小出「はい。私がおもりをしている京都大学原子炉実験所の排水中にも
トリチウムはあります。取れないのです、これは」


水野「事故を起こさなくても原発というのは、その、トリチウム以外にも
何らかの放射性物質を、外へ出してしまうものなのですか」


小出「もちろんです」

水野「もちろんですか…」

小出「技術というのは100あるものを100つかまえるということはできません。
完璧にゼロにすることはできません。
どこの原子力発電所でも、もちろん私のとこの原子炉でも、
何がしかの放射性物質は日常的に出さざるをえないのです」


内部告発を保安院が黙殺 伊方原発で出火を隠蔽工作「文句を言ったとしても結局は進めるという流れの中にしかならない」小出裕章 1/31(2)


水野「もう1つ伺いたいんですけれども、
あの原発などのトラブルの内部告発などを調べる
第三者委員会のシステムがあるんだそうで」

小出「はい」


水野「2002年度に出来た制度だそうですけれども、
こういう事実が分かってきました。
内部告発をした人がですね、委員会の事務局に対して何度も指摘したのに
その内部告発を事務局が委員会に報告しなかったという話なんですね」


水野「これは四国電力伊方原発3号機で、建設中の時に消火ポンプの試験中に
ケーブルが燃えたという告発がありまして。
しかし、第三者委員会は、いや電力会社に聞き取りをして、
いやいや法令上に問題はないと言うふうに結論づけていたんです。


ところがそのあと、告発した人は、何度も事務局に指摘をしました。
この事務局というのはどこがつとめてるかというと、
原子力安全・保安院なんですね。

告発した人は、関係者に出火のことを隠蔽するよう要請があったんだ、
という内容などを数十回指摘した。
ところが、結局内部告発を何度しても受け付けてくれなかったと。
こういうことってありえることなんですか」

平野「先生、あのー200年のはじめにですね」
福島の第一原発のトラブルを内部告発した人が通産省に
手紙とかそういうものをいっぱい実名で出して。
通産省が東電に改善を求めたんだけども東電は全然なにもしなくて

その告発者の実名までが、会社に漏れたりで、大問題になったという

事案がたしかあったと思うんです。
全然、内部告発の通報者を守るようにもなってないし、
それを活かして改善するという、システムにも変わっていないんですよねえ」


小出「原子力ムラという、まあ強固な組織があって。
原子力保安院というのは本当は規制をする役所のはずですけれども。
昨年明らかになったように、やらせを保安院自身が主導すると
いうことをやってきたわけですね。

すべてが一体になって原子力を推進する。
反対する者はブルドーザーのように押しつぶすということで
これまで来てしまったということの一角だと思います。」



水野「ご紹介した事案については結局4年ほどたって
去年の夏になって初めて、再申受け入れ、ということで、
受け付けたって話、なんですね」
あの大事故を経てようやく受け入れる体制になったのかなあと思いますが。
でも、よく良く考えてみたら、この第三者委員会の事務局やってる
保安院っていうのも、原子力ムラの一角であるということ、
私らもう色んな形で見えてきましたよねえ」

小出「はい」

水野「ところが、こんどは、この保安院を経済産業省から分離させまして。
内閣府の原子力安全委員会と一緒にして、今度は原子力規制庁という名前に、
4月からしていくんだと、いうことが今日閣議決定されました。

この内容で原発の規制の強化を図るんだということなんだそうです、国としては。
これ、どうお感じになりますか」


小出「私は、何をやってもダメだと思います。
日本というこの国が原子力を進めるというふうに決めてきているわけですね。

例えば原子力基本法というものがあるわけですけれども、
それは自主民主成果の公開を元に、原子力を進めると書いてあるわけで。

そのもとに原子力委員会を作りました。
けれども、その原子力委員会の委員長は、
原子力に反対するようなことしたらば法律違反だから、
自分を原子力を推進するというふうに言い放つという、
そういう人たちがやっているわけですね。」


水野「はあ……」

小出「ですから、日本というこの国家が原子力を進めると決めた以上は、
ようするに進めるわけです。
なにか文句を言ったとしても、結局は進めるという流れの中にしかならないと私は思います。本当に根本的な議論が今こそ求められているのだろうというのが私の今の印象です」
----------------------------------

このブログにある情報は自由に拡散させていただいてかまいません。

また、情報拡散のため、下をポチいただけると嬉しいです。
情報におかしいところがありましたら、ご指摘いただけるとありがたいです。



にほんブログ村
            
スポンサーサイト