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2012/02/08

2012年02月08日

        

小出裕章氏「たね蒔きジャーナル」 温度上昇が続く福島第一原発2号機

category - 日記
2012/ 02/ 08
                 
20120206 たね蒔きジャーナル 京都大学原子炉実験所助教 小出裕章

 
 
ざまあみやがれい!温度上昇が続く2号機 文字書き起こし

2月6日の毎日放送「たね蒔きジャーナル」の内容を、
ざまあみやがれい!管理人さまが、いつものように文字起こししてくださいました。
長いので、お時間のない方のために、少しはしょって書き出しました。
お時間のある方、ぜひ全文をどうぞ。


水野「福島第一原発の2号の圧力容器の底の部分の温度が上がっているいうニュース、
これは今月に入ってから50度前後だった温度が、4日間で20度ほど上昇しているっていう話なんですよねえ」

▼2号機 73.7℃記録 圧力容器底部ーー冷却水1日24トン増でやっと温度若干低下


水野「一体何が起こっているというふうに小出先生はお考えでしょう」

小出「温度というものは、ある場所の温度を測ってるわけですが、発熱量と冷却量のバランスできまります」



水野「つまりどんどん冷却するために水を外から入れてますよね。
冷やしているそのエネルギーと発熱するエネルギとの兼ね合いで温度が決まると」

小出「そうです」

水野「で今、一生懸命水入れる量、増やしてるんですよね」

小出「はい。まず水の量を増やす前に、冷却量は一定だったんです。
それでも温度が上がったということは、その場所での発熱量があがっているということです。
それで、発熱量が上がる理由には2つあります。
その場所に、ウランの燃料が集まってきたという可能性が1つ。
もう1つが原子炉の中でまた、ウランが核分裂反応を起こすという再臨界が起こっているという可能性が1つです。

東京電力は、核分裂生成物の測定をしたところ、短い半減期の、核分裂生成物は増えてないということを確認したというふうに言ったのだそうですね」

水野「はい」

小出「はい。もしそれが本当なのであれば、再臨界ということはないと思います。
そうなると残ってる可能性は、溶けてしまった炉心の一部が、温度を測定してるところに集まってきているという事なんだろうと思います。
 
溶けた炉心がなくなってしまうわけなくて、ほとんどのものはもうあの圧力容器から下に落っこちてると私は思ってるのです。
まあなにがしかのものが圧力容器の中に残っていて、それがその冷却水によってあっちこっちに動いてるんだろうと思います。

それでその動いたものがその温度を測定してるところに、たまたま動いてきたという可能性はあるだろうし。多分、東京電力もそう言ってるのだろうと思います。で、その可能性が私は強いと思います」

平野「東電は、配管の切り替え工事で、冷却水の流れが変わったことも原因があるんじゃないかみたいなことを言ってますが」

小出「かもしれませんね。要するにとってもその微妙なバランスで、今、事故が進行しているわけで。中を確認することもできないわけで、確認するための1つの手段が温度計なんですね。

それで温度計の動きをみてると、今までよりも急に上昇してきてしまった場所があるということで。
そのことから類推して中のことを想像するしかないのです。
そうなると、いくつか可能性はあるわけですけれども、
溶けた炉心の一部が温度を測定部分のところに集まってきているという可能性は高いと思います。」

水野「あの、事故収束してるっていうのが政府の見解ですよね」

小出「そうですよね。まあ、私はいんちきだと言ってるわけですけれども。あの、今も、その、今回の温度があがるということ自身もですね、その溶けた燃料がどこにあるかすらが、わからない状態が現実なのですね。

今は圧力容器という部分を問題にしているわけですけれども。
多分ほとんどの溶けた炉心はもう格納容器の底に落ちているわけですし。
炉心が一体どうなっているかはもう、それこそ全くわからないという状況にあります。
それを収束宣言という形で、日本の政府は出してしまったわけで、大変恥ずかしい国だと私は思っています」


水野「東電は、原子炉全体としては十分冷えており、冷温停止状態という現状はかわらないと、言っいるんですね」

小出「冷温停止状態という言葉はテクニカルにはないのです」
冷温停止という言葉は、ありましたけれども」

水野「専門用語としてちゃんとあるんですが」

小出「はい。もうそんなモノはあの、圧力容器の底が抜けちゃっている現実では使ってはいけない言葉なんです。
それをまあ政府のほうは冷温停止…に『状態』という言葉をつけくわえて、
取り繕ってるわけですけれども。まずは炉心がどこにあるのか。
そういう事を、きっちりと知らなければいけない時に、
あたかも事故を収束してるということを言うというのは間違いだと思います」

水野「これ、あの、ま、再臨界でないとしたら、心配は要らないんですか。
このまま上昇をもし続けたとしても、大丈夫なんでしょうか」

小出「圧力容器の温度が例えば100度を超えてしまうようなことになると、すぐに水は沸騰してしまうので、かなり重要な事になると思いますけれども、50度であるか70度であるかということで、
一応水が水で、ありえているということですので、
東京電力としてはまだ冷やしていられているよと、言いたがるでしょう。
100度を超えない限りはそういう主張は成り立つと思います。


水野「…ほおー」

小出「ただ、あのー、本当にそのー、どういう状態なのかがわからない」
観に行くこともできないし、こないだはファイバースコープを格納容器の中に入れたわけですけれども」

▼2号機格納容器内 動画を内視鏡で撮影 東電が公開(全動画紹介)

水野「そうでしたねえ」

小出「圧力容器の中なんて、見ることもできませんので。どうなってるかがわからないという本当にその困った状態なんですね、今。」

水野「はい。ではあのもう1つ、ミミズの話を教えていただきたいんです」
ミミズ、1キロあたりで2万ベクレルの放射性セシウムというのは、どれぐらいの濃度って思ったらいいんでしょう」

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長いので、続きのミミズの話は明日書きます。

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上の記事を文字起こしして掲載されているブログ、
全文を転載させていただきました。
 
2月に入ってからの2号機の原子炉の急激な温度上昇。
一時期は73.7度を示した「圧力容器底部」の温度計も、冷却水を、これまでよりも1日24トン増やすことによって、ようやく温度上昇を抑えることが今のところできている。
とは言え70度に迫る温度であり予断を許さない。
藤村官房長官は「温度上昇は1カ所で他の温度は安定している」と発言し、温度上昇による国民の不安の沈静化に躍起になっている。
だが藤村官房長官の発言はまっかな嘘だ。
実は、同じタイミングで、急激な温度上昇を示していた温度計がもう1つある。
 
赤で囲ったところが、報道されていた「圧力容器底部温度」だ。
その右側の水色で囲った部分が「圧力容器支持スカート上部温度」だ。
どちらも2月に入ってから上昇を始めている。
「圧力容器支持スカート上部温度」は、2月3日11時には「63.9℃」を示した。
この段階で2月に入ってから20度以上の急激な温度上昇をしていたことになる。
その後いったん温度は下がるものの、再び急激に上昇。2月5日には「62.4℃を示していた。
冷却水増加の影響からかその後温度は下がっているようだが。
藤村官房長官の発言は、もう1つの急激な温度上昇をしていた温度計があったことを、消し去ろうとしているかのようだ。
参考までに、位置関係を見てみよう。
参考までにとりいそぎ。
どなたかこの秘密を解き明かしてほしい。
いかがでしたか。ご意見、ご感想、お叱りなど、なんでもお気軽にコメントにくださいまし。
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