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2012/01/08

2012年01月08日

        

崎山比早子氏 質疑応答  その2

category - 日記
2012/ 01/ 08
                 
この質疑応答はこのサイトの文章を要約したものです。
詳しくは原文をお読みください。
長いため、いくつかに分けてご紹介させていただいています。

質問

被ばく線量と発がんの関係は?
また、10ミリシーベルトを一度に浴びた場合と
20マイクロシーベルトずつずっと浴び続けて
10ミリシーベルトになった場合と,
どっちがリスクが高いのか。


(koala注 この後を読んでいただくとわかりますが、
どちらが高いのかについて、国際放射線防護委員会ICRPの解釈と、
テチャ川の流域の人々や、国際的に15万人ぐらい原発労働者を
追跡調査した結果とで、違った結論が出ているので、
この質問に対する回答は出ていません。

見解の違いを説明してます。
今日のブログの最後の赤字の部分を読んでいただきたいと思います。テチャ川の流域の人々や15万人ぐらい原発労働者に
後から多くの癌が発症していることをもっと重要視したほうが現実的で、
低線量被ばくはかなり危険度が高いのが本当ではないかと思いました。)

回答


世界中で認められている結果ですが, 広島・長崎の被ばく者を
8万7000人ぐらい集めて,戦後60年以上追跡調査をしています。
その結果が今のところ世界で一番、その線量と発癌の関係を
見るために信頼されているデータです。

20から50ミリシーベルトぐらいですと,
確かに発癌があるということが分かります。
疫学調査で発がん率が上がっている最低の線量というのは
10ミリシーベルトから50ミリシーベルトだとこの論文では言っています。


疫学調査で分かった結果からゼロまでをどういうふうに線を引いていくか。
どういう外挿をするかということですけれども,五つモデルがあります。
これ以下だったら安全だという,そういうしきい値のないモデルが
国際的に合意されたモデルです。


このモデルで線量当たりどのぐらいの癌になるかというと,
1万人の人が1ミリシーベルトを同様に浴びたとすると,
その中の1人が癌になる。
10ミリシーベルトを浴びると10人,
100ミリシーベルトを浴びると100人,
要するに100人に1人が癌になるというモデルですね。


国際放射線防護委員会が,このモデルに従って
放射線防護をやりなさいという勧告をしています。
国際放射線防護委員会は,線量のリスクを低く見積もっている傾向があります。
個人の研究者で,この7.5倍ぐらいのリスクがあると言っている人もいます。



単位時間当たりの線量を線量率と言います。

広島・長崎の被ばく者は,一遍に大量に浴びたわけです。
そういう場合は高線量率です。
長い時間を掛けて少しずつ浴びるのを低線量率といいます。


旧ソ連がアメリカと核開発競争をやっていたときに,
原爆を作るためにいろいろな放射性物質をテチャ川というところに
住民に知らせないでこっそり流していた

住民はそれを知りませんから,そこにいる魚を食べたり,
牛なんかはそこの水を飲んだり,長い間,外
部被ばくと内部被ばくをずっとさせられていた。
こういう場合も,やっぱり低線量率です。
広島・長崎の場合は高線量率。

低線量率の場合は,一般に,高線量率よりも線量当たりの
リスクが低いというふうに言われています。
それで,広島から得られたリスクに,低線量率だからということで
2分の1を掛けたのがICRPのモデルなんです。

しかし,2分の1を掛けるか,あるいは1なのか1.5なのか
ということは非常に議論があると
同じという人もいますし,1.5分の1だという人もいるんです。


でも,一応,国際放射線防護委員会ICRPは,
広島・長崎から得られたそのリスクに2分の1を掛けてモデルを作っています。

テチャ川の流域の人,これが随分,もう時間がたって,癌がたくさん出ています。
この流域の人のデータは,広島・長崎の2倍です。

それから,国際的に15万人ぐらい原発労働者を
追跡調査したその調査結果も,線量当たりのリスクというのは,
この広島・長崎の倍になっています。
ですからICRPのモデルは過小評価の可能性もあります。


明日に続きます。

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