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2012/01/05

2012年01月05日

        

崎山比早子氏 放射線は体にどのような影響を与えるか その1

category - 日記
2012/ 01/ 05
                 
文字おこし 崎山比早子氏 放射線は体にどのような影響を与えるか

長いので、省略しながら、いくつかに分けてご紹介したいと思います。
お時間のある方はぜひ上をクリックして全文をお読みください。

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体に一旦取り込まれて,体の中から照射されるのを
内部被ばくと言います。
外部被ばくの場合は,その線源から逃げることができます。
遠くに離れるとか,遮へいをするとかして逃れることがでますが,
一旦体の中に取り込んでしまった内部被ばくというのは,
もう逃れることはできない。
そこが外部被ばくと内部被ばくの大きな違いです


1ミリシーベルトを体に浴びるということは,生物学的にどういう意味があるのか。

1マイクロシーベルトというのは、1000個に1個の細胞の核に
この放射線が通るということです。
逆に,1シーベルトを浴びたとすると,
1000本,核に放射線が通るということです。


DNAは,化学結合のエネルギーでつながっているわけです。
これは放射線のエネルギーに比べるともう
格段に小さい,弱いエネルギーです。
放射線がDNAをさっと通りますと,
このDNAは簡単に切れてしまいます。



線量の違いは,この線が何本通ったかによるわけですから,
たくさん通れば細かく切れ,少しだったら,
それほど細かくないということです。


たくさん通ってDNAがずたずたに切れてしまうと,
細胞はもう,それをつなぐのが間に合わなくなってしまう。
そのため細胞は死んでしまいます。

一番深刻な問題は、たくさん1度に細胞が放射線を浴びると,
DNAがずたずたに切れてしまうということなんです。
こういうものを高線量被ばくと言います。


その場合は2本の鎖が同時に切れてしまうわけです。
これを2本鎖切断と言います。
1本しか切れない場合は1本鎖切断と言います。
この修復の違いというのは後でお話しします。

こういうふうにDNAがずたずたに切れてしまいますと,
生物はそれを直すことができませんから,
同時に多くの切断がおこると死んでしまうわけです。

どのぐらいから死ぬかといいますと,ほとんどもう
助かる人がいないぐらいの線量というのは,6000から7000本の
放射線が通る6シーベルトから7シーベルトです。
99.9パーセント以上が死亡します。

50パーセントぐらいの方が亡くなるのは,
3から4シーベルトぐらい。
このように放射線をたくさん浴びますと,
浴びてからそれほど時間を置かないで症状が出てきます。


初めは気持ちが悪くなったり吐いたりという症状が出ます。
ひどい場合は皮下出血とか脱毛とか,それから便に血が
混じるという症状
です。これを急性障害と言います。

この急性障害というのは,どういう人が浴びても
必ず起こることなので確定的影響とも言っています。

こういう確定的影響が起きる一番少ない線量,
これを急性障害のしきい値と言いますけれども,
大体100から250ミリシーベルトと言われています。
確定的影響,急性障害の一番軽いのはリンパ球や白血球の減少です。


こういう急性障害から回復されて健康を取り戻す方も
おられるわけですけれども,この放射線障害から回復するというのは
普通の病気が治るということと全く違います。

それは、放射線を浴びる前の健康な状態を
なかなか回復できないということなんです。


一見したところは正常に見えて,健康そうに見える。
けれども,いつもだるい,仕事が続かないということで,
一生そういう問題を抱えます。

急性障害に対し,晩発障害という、
後になって症状が出るものがあります。
低線量被ばくのときに問題になります。


この晩発障害は、被ばくした線量に応じて
線量が多ければ多いほど発癌のリスクがあります。

また、必ず誰でも起きるというわけではなくて,
起きる人も起きない人もいる。
放射線がどういうところを通ったかによっても,
できる場合もできない場合もある。

そういうことで,発癌のリスクは確率的影響と言っています。


明日に続きます。

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