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2011年01月22日

        

アンナカレーニナのあらすじ その4

category - 日記
2011/ 01/ 22
                 
昨日はご近所の友人5人で新年会を開きました。
同じ年齢の子供がいるという、かつてのママ友ですが、
時は流れ、その子供も、21歳になっています。
昔は子供の話が多かったのですが、話題が変わってきました。(笑)

さて、もう飽きちゃった方がスルーし始めた(?)あらすじです。

アンナカレーニナあらすじ (by koala その4) 

アンナは夫のことを機械のような人だと言いましたが、
実際のカレーニンは途方にくれていました。
優秀な大物官僚である彼は、仕事のできる男でしたので、
難題を理性的に解決するのを得意とし、自信を持っていましたが、
感情に関する問題に自分が振り回されることが起こるとは、
夢にも思っていなかったのです。
自分にも誇りを持ち、妻も同じだと信じてきた彼には、
その妻が、若い男に惹かれるなどということは想定外でした。

想定外の出来事に、自分の持っているスキルで対応しようとして、
彼は大きな壁につきあたってしまいます。
妻アンナは、芝居をすることで話し合いを避け、
夫である自分の助言にも聞く耳を持ちません。

カレーニンには、他の人の気持ちになって考える習慣がないばかりか、
自分の気持ちを掘り下げて考える習慣すらありませんでした。

当時の結婚に関する法が巻末に出ていました。
「妻は家長である夫に従い、夫への愛と敬意と無限の服従のうちに暮らし、
一家の主婦として絶えず夫に喜びと慈しみを提供することを務めとする」
「夫は妻を自らの身体のごとく愛し、妻の欠点を矯正する」

これが結婚の常識だったとしたら、カレーニンが妻の不倫の気配を感じて、
真っ先に、「妻の欠点を矯正する」義務を感じたとしても、
無理ない面もあったと思われます。
表向き冷静に妻の欠点の矯正を考える発言しかしない夫に、
アンナは嫌悪感を募らせます。
2人の年齢は20歳も違っていました。

恋人のヴロンスキーが出る馬のレース場に、アンナは出かけますが、
そこには夫のカレーニンも来ました。
夫が知り合いと挨拶する様子を見ながら、アンナは思います。

「ただただ見栄を張りたい、成功したいという望み。
あの人の心にあるのはそればかり。
だから高尚な考えも、教養への愛も宗教も、
ぜんぶ成功するための道具に過ぎないんだわ」

「私は悪い女だ。滅びた女だ。
でも私は嘘をつくのは嫌いだし、嘘には我慢ができない。
でもこの人は、嘘を糧にしているんだわ。この人は何もかも知って、
気づいているくせに、何ひとつ感じていないんだわ。」

「もしこの人が私を殺し、ヴロンスキーを殺したら、
私はこの人を尊敬したでしょう。でもそんなことは起こらない。
だってこの人に必要なのは嘘と世間体だけなんだから」

ヴロンスキーのミスで、馬はヴロンスキーを乗せたまま転びます。
それを見たアンナは泣き出し、嗚咽の声まであげました。
カレーニンは動揺している妻を会場から連れ出そうとしますが、
アンナは断るだけではなく、ヴロンスキーを愛していると告白します。
「あなたのことなんか大嫌い。怖い、憎い」とまで言い切ります。

侮辱されたカレーニンは痛みと共に、不思議な開放感を味わいます。
妻は堕落した女であり、自分は悪くないと思ったのです。
「あの見下げ果てた女が罪を犯したからといって、
私が不幸になるいわれはない。
私はただ、あの女のおかげで立たされた苦境を脱するために、
一番いい方法を見つけ出しさえすればいいのだ。」

決闘は危険だし、離婚は高級官僚の自分に敵がつけこむ元になり、
別居は、正式な離婚と同様、アンナの望む所になります。
離婚も別居もせず、今まで通り暮らすよう、アンナに通告しました。
そうしなければ、アンナと子供にどんな事態が待っているかと
アンナを脅すことも忘れませんでした。

もはやアンナなどどうでもよくなってきたカレーニンでしたが、
アンナとヴロンスキーを幸せにするわけにはいかない、
犯した罪の報いを受けさせてやりたいという本心には、
自分でも気がつかず、自分の正しさをこう解釈していました。
「私は罪に落ちた妻を遠ざけることなく、相手に更生の機会を与え、
自分の力の一部を妻の更生と救済のために捧げることになる」

アンナの反応は少し長いですが、大事だと思うので読んでくださいね~。

「正しいのよ!正しいのよ!」
「もちろんあの人はいつだって正しくて、キリスト教徒で、
寛大な心の持ち主なのよ!それにしても卑劣でいやらしい人間だわ!
しかもそのことは、私をのぞいて誰にもわからないし、これからも
わかりっこないわ。私だって上手く説明できないもの。
世間ではあの人のことを、人徳があって、高潔で、賢明な人だと言うけれど、
そういう人たちには私が見てきたものが見えないんだわ。」

「あの人がこの8年間、私の生活を押さえつけ、
私の中にある生きたものを全部窒息させようとしてきたことを、
私が愛なしではいられない生きた女なのに、あの人はそれを1度だって考えようとしなかったということを誰も知らないんだ。
あの人が事あるごとに私を侮辱して、そういう自分に満足していたことを誰も知らないんだ。
私は全力で努力してきたんじゃなくて?
あの人のことだって一生懸命好きになろうとしたんじゃなかった?」

「(手紙の文章の一文をあげて)これは息子を取り上げるという威嚇だわ。
あの人は私があの子を捨てないし、息子がいなければ、
たとえ好きな人と一緒でも生きていけないと知っているのよ。」

「私たちの生活なんて、前からやりきれないものだったし、
特に最近はひどかった。あの人だってわかっているんだ。
これまで通りに生活しても、嘘とまやかしのほか、何も得られないことを。
でも、あの人には、私を苦しめ続けることが必要なんだ。」


今日はここまでです~。
            
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