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2011年01月

        

アンナカレーニナあらすじ その13

category - 日記
2011/ 01/ 31
                 
今日は底冷えがします。
寒すぎ!
この間注文したサムゲタンのセットが届いたので、
今日はそれを使ってお鍋にしました。
美味しかったです~。
明日画像をアップしますね。

だんだん息苦しくなってきましたが、今日もあらすじです~。

アンナカレーニナあらすじ (by koala その13) 

ヴロンスキーは小間使いの言ったとおりに、
アンナの部屋には寄らずに出かけました。
自分が自殺した後、ヴロンスキーが後悔する姿を
想像するのは甘美な空想の世界でした。
その時、部屋のロウソクの火が消えたのですが、
影が大きく揺らぎ、そして真っ暗になった様子を見て、
アンナはものすごい恐怖に襲われます。

替わりのロウソクに火をつけようとしながら、
アンナはとにかく生きていこうと思うことができます。
生き返った気持ちで、恐怖から逃れたくて、
彼女はヴロンスキーの書斎に行きました。

ヴロンスキーは書斎の中で眠り込んでいました。
アンナは見ているだけで優しい気持ちでいっぱいになりました。

しかし、アンナにはわかっていました。
彼が眠っている限り、愛しさでいっぱいになるけれど、
もしも彼が目を覚ましたら、彼は冷たい、
自分の正しさを意識した目で彼を見るだろうし、
彼女の方も、自分の愛を語る前に、いかに彼がアンナに
悪いことをしたか、。証明しないでいられないでしょう。

彼を起こさないまま自室に戻ったアンナは、
もう一度アヘンを飲むと、少し眠りました。
アンナは以前から恐ろしい悪夢を繰り返し見ていましたが、
またその悪夢を見て、冷や汗をかいて目を覚ましました。

この時、家の前に馬車が止まり、若い女性が出てきて、
ブロンスキーに包みを渡していました。
彼は笑顔でその女性に何かを言っていました。

アンナがヴロンスキーの書斎に入っていくと、
ソローニン公爵夫人と令嬢が、母親のことづけで、
お金と書類を持って来てくれたと説明します。
ソローニン公爵令嬢は、母親が彼と結婚させたがっている人でした。
アンナはひどく不吉な表情をしていました。
ヴロンスキーは気がつかない振りをして、手紙を読んでいました。
アンナが自分の狂気と戦い、もう後がないほどの状況にいることを
彼は気がつかず、我儘にはうんざりだと思っていました。

アンナが部屋を出て行くときにまたひともんちゃくあり、
ヴロンスキーは、アンナの絶望の表情に驚いたのですが、
「あなたはきっとこのことを後悔するわよ」というアンナの言葉が
あまりに無礼だと思ったので、知らん顔をしました。

「おれはあらゆる手を尽くした」
「残るはただひとつ、無視しかない」
委任状へ母の署名をしてもらうのが必要だったので、
ヴロンスキーはそのまま、母親の家に出かけました。

アンナは窓から、彼が馬車で出かけるのを見ました。
ぞっとするような恐怖に襲われたアンナは、
1人でいるのが怖くて耐えられませんでした。
「ごめんなさい。お話したいので、家に戻ってください。
お願い、帰ってきてください。私は怖いのです」

ヴロンスキーに手紙を書き、届けるように言うと、
アンナは子供部屋に行きました。
1人でいるのが耐えられなくて向った子供部屋で、
彼女は気が動転します。
「これはあの子じゃない!あの子はどこに行ったの?!」
狂いかけたアンナは、子供部屋にいるのはセリョージャだと
思い込んでいたのですが、そこには娘がいました。
娘のしぐさが彼にそっくりなので、アンナは泣きそうになります。

手紙が届いて、彼が帰ってくる頃だと気がつくと、
アンナは髪をとかしたか自問しました。
触ってみると、きちんと髪はとかしてありましたが、
自分がいつ髪をとかしたか、全く思い出せませんでした。
「どうしたんだろう!私、気が狂いそう!」

その時手紙を持たせた召使が帰って来て、彼が不在だったと言います。
別の所にいるらしいので、そこに手紙を持っていくように言うと、
自分はドリーの所に行こうと思い立ちました。
自分がヴロンスキーに出した手紙のことも後悔しました。

「私はあの人に許しを求め、屈服して、謝って、でもどうして?
私が1人で生きていけないっていうの?」
「ドリーさんに全てを話そう。あの人の忠告に従うわ。」
「ドリーさんは私が2人目の夫とも別れるつもりだと思って、
私が間違っていると思うでしょう。私、もう駄目!」
「いいえ、私は率直に言うんだ。私は不幸です。
自業自得、自分のせいだけど、それでも不幸です。
助けてくださいって。」

ドリーの家には無事に出産を終えたキティが来ていました。
姉妹で話し合っている声を聞きながら、
アンナは、ドリーに自分の苦しみを話しても分からないと感じ、
「お別れがしたくてお寄りしたのよ」とドリーの家を去ります。

            
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アンナカレーニナあらすじ その12

category - 日記
2011/ 01/ 30
                 
日曜日は仕事が忙しい~。
しかし日曜がヒマだったら職場の危機なので、
ありがたく働かせていただきました♪

今日もお付き合いくださる方、ありがとうございます・・・。

アンナカレーニナあらすじ (by koala その12) 

オブロンスキーはアンナに頼まれ、セリョージャにも会いました。
1年前アンナが会いに行った後、セリョージャは病気になり、
医者の勧めで学校に入れたということでした。
アンナに面影の似た叔父に会うのも不愉快でした。
今のセッリョージャは、母親を懐かしむなど女々しいことで、
感傷に浸ることは卑しいことだと思っていました。

ランドーのお告げで離婚はしないと言われたことは、
しかし、アンナの耳に入ることはありませんでした。

あんなにとってはヴロンスキーの愛情は、
全て自分だけに注がれるべきものでした。
その愛情が薄れてきたということは、彼の愛情の一部が、
他の女性に向けられているに違いないとアンナは考え、
では他の女性とは誰なのか想像しては嫉妬していました。

ヴロンスキーは、アンナが嫉妬深いのを知っているのに、
母親が自分とソローニン公爵令嬢と結婚させたがっていると、
うっかりアンナに話してしまったことがありました。

嫉妬するアンナはヴロンスキーに腹を立て、
何かつらいことが起きるたび、それを彼のせいにしました。
アンナが望むように村で暮らすことのできない彼の性格も、
離婚できるのかどうかをずっと待っているだけの、
ストレスの多いモスクワの日々も、
息子と離れ離れになっている苦しみも、
アンナには、全てヴロンスキーのせいに思われました。
一番辛いのは、彼にアンナを傷つけてやろうという
意図が感じられることでした。
嫉妬に焦がれて、アンナは自分が怖くなりました。

「私が悪いんだ。私はすぐかっとなるし、嫉妬深いから。」
「あの人は正直で、私を愛していてくれる。私もあの人が好き。
近いうちには晴れて離婚もできる。(まだ兄から聞いていない時点です)
いったい他に何が必要なの?必要なのは愛と信頼だけよ。
そうだ、あの人が帰ってきたら、言おう。
私が悪かったって。本当は私は悪くなかったんだけど。
そうして一緒にここを出て行くのよ。」

ヴロンスキーが帰宅すると、アンナは田舎に行こうと誘います。
アンナにいつ出発するつもりかと聞き、明後日という返事を聞くと、
明後日は母のところに行かなくてはいけないと答えます。
アンナはもう精神的な限界にいたと思います。
しかし、ヴロンスキーにはそれは通じていません。
加えて、自分が縁談の話をしてしまったことで、
アンナが嫉妬に苦しんでいるという認識もなかったのです。
ヴロンスキーの母親が自分を憎んでいることを
アンナが苦にしていることも深く気にしていません。

「そういうことなら出発は取りやめにしましょう。」
「ええ、どうして?」
「遅くなるんだったら私は行かないわ。」
「いったいどうしてなんだ?」

「もしもあなたがもう私を愛していないなら、
はっきり言ってくれたほうがいいし、正直というものだわ」
「これはもうやりきれないな!忍耐にも限度があるんだ」

ヴロンスキーはは自分を憎んでいると思ったアンナは、
黙ったまま振り向きもせずに部屋を出ました。
「私が欲しいのは愛だ。でも愛はない。
だとしたら全部おしまい。だったら終わらせなくちゃ。
でも、どうやって?そうだ、死ぬんだ。」

しかし、その時ヴロンスキーがアンナの所に来て、
アンナがそうしたいなら、明後日出発しようと言います。
アンナは「私なんか捨てて!」と泣き出します。
「私っていったい何?堕落した女じゃない。
あなたの首にかかった重石ね。
私、あなたを苦しめるのはいや。あなたを自由にしてあげるわ。
あなたは他の女を愛しているから」
ヴロンスキーはアンナに落ち着くよう懇願し、
一度だってアンナを嫌いになった事がないと言い聞かせます。

すっかり仲直りしたと思ったアンナは、
翌朝、出発の準備にとりかかりました。
しかし、ヴロンスキーから母親の所に行くと聞き、
平静だった心が乱れてきます。
ささいなことが言い争いの種になり、喧嘩になりました。

アンナは小間使いに頭痛がするので、部屋に寄らなくていいと、
ヴロンスキーに伝えるよう言います。
そして、小間使いの言葉を無視して部屋に来てくれたら、
自分は愛されている、そうでなければ愛されていない、
その場合は全て終わりなのだから、どうするか決めようと思いました。
                         
                                  
        

アンナカレーニナあらすじ その10

category - 日記
2011/ 01/ 29
                 
今日は遠い親戚の法事に出席。
普段はオットが行くんですが、今日は仕事が休めなかったので。
カレンダー上は休みなんですけどね~。

隣家のおばあさんの3回忌とおじいさんの23回忌でした。
おばあさんがうちのシュウトメちゃんのいとこなのです。
いとこだから法事に呼ぶほどではないけれど、
お隣なので、お互い「お参りしてください」とお願いしあっています。

法事のお食事は残せばいいのについ食べるので、
後で食べすぎ~って反省するのですけどね。

さて、アンナカレーニナの物語はまだ続きます。(笑)


アンナカレーニナあらすじ (by koala その10) 

リョービンとキティは、モスクワに行きました。
実家のある都会だったからだと思います。
2人は、別々にでしたが、ヴロンスキーに会いました。
キティはひどく動揺することもありませんでしたし、
リョービンはオブロンスキーに頼まれたこともあり、
ブロンスキーとアンナの暮らす家を訪問します。

アンナは離婚のお願いを手紙にして出したので、
結果を知り合いの多いこの町で待っていました。
手紙を出して3ヶ月、まだ返事がないのです。
後のほうの会話から、カレーニンは1度返事をしていたようです。
息子を渡して離婚するのは許可できないという返事があり、
再度お願いの手紙を書いたのに返事がないということのようです。
こういう場合、また手紙を出すのはタブーで、
ただ待ち続けるしかないのでした。

アンナを軽蔑する人たちの住む町なので、
アンナはどこにも出かけずにずっと家にいました。
ヴロンスキーは軽蔑の対象ではないので、出かけました。
アンナへの女性の訪問客は兄嫁のドリーだけでしたが、
そんな状態で、落ち着いて堂々と暮らしていると、
兄のオブロンスキーはリョービンに説明しました。

リョービンはアンナと会うのは初めてでしたが、
その美しさに驚きます。
教養も心使いもあるアンナと話すのは心地よいものでした。

アンナの話しぶりは単に賢いだけでなく、
気取ったところがありませんでした。
自分の考えなどには何の値打ちもない、
話し相手の考えに腰大きな価値があるという態度で、
どんな話題にでも対応できました。
児童書を書いており、作品は出版人に傑作と言われたほどでした。

ヴロンスキーの使用人にアル中がいたのですが、
アンナはちょくちょく家族を手助けに行き、
男の子たちにはロシア語を教え、学校に行く準備をしてやり、
1人だけの女の子は養女にして面倒を見るような女性でした。
女の子がとても大事にされているのがわかりました。

リョービンはすっかりアンナに魅了され、感嘆します。
「なんと素晴らしい、愛すべき、そして可哀想な女性なんだろう!」
帰宅が遅くなった夫に、キティがどこにいたか聞くので、
アンナに会いにいったと答えると、キティは嫉妬します。
夫がアンナに好印象を持ったことが伝わってきたからです。
(しかし、この時代の女性ってみんなこんなに嫉妬深かったのかも?
夫が一生自分だけに女性の魅力を感じて、
他の女性には一切魅力を感じないなんてことは、
ありえないでしょうに。逆だってありえないと思うけど。)


一方のアンナは、毎日カレーニンからの手紙を待ち続け、
精神的に実は追い詰められていました。
本を書いたり、アル中の使用人の家族の面倒を見たり、
見た目には落ち着いて生活していましたが、
それがヴロンスキーには全く見抜けませんでした。
平気で約束の時間を過ぎてから帰宅してアンナに聞きます。
「どう、退屈していなかった?」

しかし、アンナは本当の気持ちを言いません。
「とっくに退屈しないこつを覚えたのよ」
不満は残っているので、嫌味を言い、喧嘩になります。

喧嘩をしながら、アンナは叫びます。
「私にとって何が問題なのか、あなたにわかってもらえたら!
あなたが敵みたいに向かってくる時、私がどんな気持ちになるか、
あなたにわかってもらえたら!
こういう時に私がどれほど不幸の瀬戸際にいるか、
どれほど自分を恐れているか、わかってもらえたら!」
「今みたいな悲しみからきみを救うためなら、
ぼくはなんだってするよ」
「何もいらない!」

2人のこういう駆け引きは、勝ち負けを伴うものでした。
アンナは絶望感を口にして勝ちますが、
ヴロンスキーはアンナの勝利を許してはいませんでした。
2人の間に、戦いの悪霊のようなものが住み着いてしまい、
それはお互いの心から追い払えないものになっていました。

カレーニンからの離婚の返事がないまま、半年が過ぎました。
アンナの兄、オブロンスキーはカレーニンの所へ行きました。
「あなた方が別れた時、アンナは感謝していました。
それで感謝のあまり、あなたへの罪の意識ばかりが先立って、
結局あなたが提供されたものを全部断ってしまいました。
しかし、やがて現実が、時間が証明したのです。
彼女の立場がいかに辛い、絶望的なものかということを。」
「私はもうアンナの生活に関心が持てないのです。」
「自業自得だとあなたは言うでしょう。彼女もそれを心得ています。」
「私もよく考え、指示を仰ぐ必要があります。
あさって最終的な回答をさしあげます」

オブロンスキーは回答をもらう代わりに、リディア伯爵夫人の家に
行くようにとの招待場を受け取りました。
不審に感じたカレーニンが知り合いに相談すると、
千里眼のランドーがアンナの運命を握っていると言われます。
ランドーは素晴らしい助言を与えてくれると一部で有名で、
リディアもカレーニンも、大事なことは全てランドーに相談し、
お告げの通りにしていて、自分で結論を出すことはなかったのです。

ランドーは眠ったか眠っている振りをしているのか、
とにかく目を閉じて、お告げを口にしました。
ランドーは、アンナとの離婚はすべきでないとのお告げしました。
お告げによって、アンナの運命は決まってしまったのです。
                         
                                  
        

アンナカレーニナあらすじ その10

category - 日記
2011/ 01/ 28
                 
今日はホットヨガに行き、その後は温泉&岩盤浴でまったり。
ゲルマニウム房という岩盤浴室でゆったりハタヨガを70分。
いろんな所を伸ばして、気持ちよかったです。
冬は特に体が縮こまりやすいので、もっとヨガしたいなぁ。
自宅ですればいいんですが、なかなかできない~。
(↑意思が弱いだけ~)

ヨガの世界と、アンナカレーニナの世界は、
全くもってかけ離れておりますね。(笑)
と言いつつ、今日もアンナのお話です。
苦しい時はモルヒネを飲むアンナ。
こういう性格の人にモルヒネを渡したのはどこの医者なんだろう。
それともこの時代はお金があれば買えたんでしょうか。

アンナは小さい頃からきっときれいな少女だったでしょう。
女性はきれいで可愛らしい間に、いいところへお嫁に行くのが幸せと
吹き込まれたお嬢さんだったのだろうな・・・。
相手の幸せを願う幸せというのもあるのにね。

息子とブロンスキーをどちらも自分自身のことよりも愛していると
アンナはドリーに切々と訴えるのですが、
その愛の内容は、失いたくない、失うのが怖いということ。
不安が強くて自分のことばかり言っているアンナ。
安定している間はそんな人格じゃなかったと想像してますが。

きれいで可愛らしい間しかヴロンスキーに愛されないって、
アンナは本気で思っていたのでしょうね。
そういう例がいっぱい転がっていたのだし。
今だって、そんなことを本気で言うオヤジっていそうだけど、
性的魅力だけを女性に求める男性も少ないと思います。
もっともっと減って欲しいぞ、そんな男性。
え?本能だから無理?本能を超えて成長しなさいってば。
(↑誰に言ってる?爆)

アンナカレーニナあらすじ (by koala その10) 

アンナの兄嫁ドリーは、アンナに会いにいく決心をします。
妹のキティのことはありましたが、ドリーはアンナが好きで、
苦しい立場にあるアンナを訪問して、
自分の気持ちは変わらないと示したかったのです。

アンナの所へ行くには、馬車で長い時間かかりました。
その間、自分の結婚生活を振るドリーに、
自虐的な気持ちが沸きあがってきました。
「ひと時も休むまもなく妊娠して、授乳して、
いつも苛々して、愚痴ばかり言って、
夫に嫌われて一生を過ごした結果として育ってくるのは、
不幸な、育ちの悪い、貧しい子供たちじゃない。」

アンナの住む家はヨーロッパ風の贅沢趣味で立派でした。
アンナは以前よりさらに美しくなっていました。
社交界に未練さえ持たなければ、幸せに暮らせるのではないかと
ドリーには思えました。
ヴロンスキーは病院を建設している最中でした。
彼は領地経営に夢中になっていました。

ヴロンスキーがドリーに、お願いがあると近づいてきました。
アンナとの間の赤ちゃんが、戸籍上カレーニンの子であり、
今後生まれてくるだろう子供たちも、離婚しないままでは、
ずべてカレーニンの子になり、自分の子にならないので、
アンナに離婚を願う手紙を書くように説得して欲しいと言うのです。

ドリーは当然だと思い、アンナと話します。


ちょっとここでお詫びをしなくてはいけません。
前に不貞を働いた側は再婚できないと書きました。
巻末の解説にそう書いてあったので、
これは大事だと思って載せましたが、
小説を読んでいると、どうも違うようです。
アンナが離婚して再婚すれば付き合えるという親戚もいましたし、
ドリーもヴロンスキーとの結婚を勧めています。
つまりアンナが離婚しないのは、
再婚できるにもかかわらずしないのです。

今後生まれてくるだろう赤ちゃんのためにも、とドリーが言うと、
アンナは、自分は望まないからもう子供はできないと答えます。
産褥熱で死にかけた後で、お医者様に方法を聞いたというのです。
その後も、アンナの口から出る言葉にドリーは驚きます。

生まれてくる子供たちが自分の出生を恥じなくてはならないなら、
そんな不幸な子供を産むわけにはいかない。

ヴロンスキーの運命を辛いものにしたという自責の念で、
モルヒネを飲まないと眠れないこともある。

離婚を望んだ所で、リディア伯爵夫人がついているので無理。
もし離婚が許されたとしたら、息子を永遠に失ってしまう。

息子とブロンスキーをどちらも自分自身のことよりも愛している。

離婚して再婚しない自分は妻ではないので、
ヴロンスキーは愛情が続くかぎり愛してくれるだけ。
だから愛情を失わないようにしなくては。

アンナはそんな話をドリーに言うのでした。



アンナが以前になかった媚態を示すのも、
さらにきれいになったのも、彼をつなぎとめるためだと
ドリーも気がつきます。
でも、そんなことがいつまで続くだろうかとも思います。

話している間に、アンナの感情が激してきます。
「私が愛しているのはセリョージャとヴロンスキーなのに、
この2人は両立しないのよ。
それだけが私の必要とすることなのにね。
もしそれができないんだったら、後のことは全部どうでもいいの。
もしも世の中に不幸な人間がいるんだとしたらそれは私だわ」

アンナは泣きだし、自室に戻ってモルヒネを飲みます。
しばらくして、明るい心で(!)寝室に向いました。

ドリーは、ここに来る道中で感じていた自虐の心は消え、
自分の家と子供たちがかけがえのない愛すべきものに思えました。

アンナは離婚のために何の手も打たないまま過ごしました。
自分がヴロンスキーにとってそれほど大事な存在になれるか、
彼が捨ててきたすべてのものをどこまで代替できるか。
それがアンナの一番の気がかりでした。
元々読書好きなアンナでしたが、普通の読書は言うに及ばず、
ヴロンスキーの関わるあらゆる問題について専門誌で勉強し、
農業や建築、畜産、スポーツ関係までアンナに質問するほどでした。
アンナが自分の役に立とうと一生懸命なのは、
ブロンスキーにとって嬉しくも、鬱陶しくもあることでした。

そんな時、貴族団の選挙があり、ヴロンスキーも投票に行くことにしました。
投票とはいえ5日間の旅行になるので、
嫉妬深いアンナと揉めるだろうと考えていました。
自由な権利の侵害だと感じていたヴロンスキーは、
喧嘩ごしの、厳しく冷たい口調で旅行に行くと宣言しました。
想像とは違い、アンナは普通にヴロンスキーを送り出します。

アンナはブロンスキーの旅行のたびにもめることは、
相手を引き止めるどころか、冷淡にさせるのを理解して、
アンナは必死で努力して平気な振りをしていましたが、
行くと宣言した彼の、今までなかったほどの冷たい態度に
もしも彼に嫌われたらという恐ろしい思いを抱き、
昼間は仕事に夜はモルヒネに頼るしかありませんでした。
アンナは、彼に捨てられないために、
離婚をする気持ちになりました。

予定より遅く帰宅したブロンスキーは、
家の用事でモスクワに行かなくてはと言い出します。
アンナは彼の不在に自分が耐えられないことをわかっていたので、
自分もモスクワについていくと主張し、
カレーニンにあてて、離婚を請う手紙を出したのでした。

今日はここまでです~


                         
                                  
        

アンナカレーニナあらすじ その9

category - 日記
2011/ 01/ 27
                 
寒い毎日が続きます。
食べないと風邪を引きやすいかも~?と言い訳して、
毎日たくさん食べてます。
運動はしてない・・・。
そっちの方がきっと風邪防止になるのにね。

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アンナカレーニナあらすじ (by koala その9) 

アンナは愛する息子、セリョージャと自分が切り離されていて、
しかもそれを元に戻すことは不可能だという思いにつぶされそうでした。

呆然とした心境から少し立ち直ると、アルバムを広げて、
一緒に暮らしていた頃のセリョージャの写真に魅入りました。
その際に、ヴロンスキーの写真を見つけ、
彼への愛と、今の悲しみの原因を思い出したのでした。
セリョージャに会うことで胸がいっぱいだったので、
その日はヴロンスキーのことなど頭になかったのです。

「いったいあの人はどこにいるんだろう。
どうして私を1人で苦しませておくんだろう。」
ヴロンスキーには息子に会いに行くことを黙っていたのですが、
アンナは息子を思う辛さのあまり、そんなことも失念し、
彼に非難の気持ちさえ抱きました。

アンナが慰めが必要な状態だとは知らないヴロンスキーは
来客を連れてアンナのところに来ました。
1人で来て欲しかったアンナには、それさえ辛いことでした。
唐突に、もしヴロンスキーが自分を嫌いになったらという
考えが胸に浮かび、アンナは、絶望に近い気持ちになりました。

アンナのそれまでの人間関係はほとんど全てなくなっています。
一番大事だったのはもちろん息子ですが、
社交界で親しかった人たちも、恥辱にまみれた女となったアンナには、
見向きもしなくなっていました。
ヴロンスキーしかいないのに、彼に嫌われてしまったらという不安で、
アンナは自分を追い込んでいってしまいます。

アンナは急に劇場へ行くことを思い立ち、ヴロンスキーは驚いて止めます。
何しろその場所は2人を知る人がたくさんいる土地でした。
アンナを軽蔑の目で眺め、侮辱する人がいることは容易に想像できました。
パリで仕立てたシルクのドレスを着たアンナは際立って美しく、
そんな目立った姿で劇場に行けば、上流社会に挑戦状をたたきつけるも同然なのに、
どうしてそんなことがアンナに理解できないのか、
いったいアンナの中で何が起きているのか、ヴロンスキーにはわかりません。

一緒にと誘われたのを断ったヴロンスキーでしたが、
何が起こるかわかっていたので、遅れて劇場へ行きました。
アンナの顔を見て、彼女が屈辱を味わったこと、
それに耐えて落ち着き払っている演技を、
全力でしていることがわかりました。

先に帰宅したアンナは、ヴロンスキーに八つ当たりをします。
「あなたが全部悪いのよ!」
「だから行くなってあれほど頼んだじゃないか」

劇場のボックス席で知り合いの夫人が、隣のアンナを見て、
立ち上がり、こんな女の隣に座るのは恥だと騒いだのでした。
ボックス席を出て行ってしまうというおまけつきでした。

「馬鹿な女の言ったことじゃないか。」
「私はあなたのそういう落ち着き払ったところが大嫌い。
私を引き止めてくれればよかったでしょう。
もし私のことを愛しているなら。」
「アンナ!これが僕の愛と何の関係があるんだ・・・」
「だって、もしもあなたが私と同じくらい愛していてくれたら、
もしも私と同じくらい苦しんでいてくれたら・・・」

アンナを哀れだと思いつつ、ヴロンスキーは腹立たしい気持ちでした。
しかし、アンナをなだめるには、愛していると
繰り返すことしかないとわかっていましたのでそうしました。
アンナは次第に落ち着いてきて、2人は仲直りしました。

今日はここまでです。


ヴロンスキーを選ぶことは、息子を失うことだったと
アンナはもっと深く理解すべきだったと思います。
恥ずかしいことはしていないと胸を張って生きたくても、
侮辱する人は後を絶たないという覚悟も持つべきだったと思います。
そういう意見を言うことは簡単なのですが、
お嬢様がそのまま奥様になったアンナに、そんなしたたかさがないことも、
無理のないことだと感じてしまいます。
あらすじを書いている間に、アンナに惹かれるようになりました。
八つ当たりしたり、いわれのない嫉妬をしたりするのは、
いい加減にしなさいよ~と止めてあげたい気持ちです。
                         
                                  
        

アンナカレーニナ その7

category - 日記
2011/ 01/ 25
                 
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昨日、チョコレートのお酒、ショコラブルワリーのビターを飲んだので、
今日はスイートの方を買ってみました。
こっちの方がチョコレートの味が強いです!
チョコレートのお酒って珍しいから飲んでみようかなというノリなら、
こちらがオススメかな?と思いますが、私にはやっぱり甘いわ~。


さて、いつもの(?)アンナ・カレーニナのあらすじです。

アンナの話とキティの話が交互に出てくるので、
どっちかにしてよと思われるかもしれませんがご勘弁を。
不幸な結婚をした、都会の生活を送るアンナと、
相思相愛で結婚した、農村で暮らすキティを、
交互に描くことで伝えたいことがあったからこそ、
こういう描き方をトルストイが選んだのでしょうから。
読んでみると、生活の対比も面白いですし、
都会の問題点、農村の課題なども見えてきて興味深いのですが、
そこまで書いてしまうと、本当に終わらないほど長いので、
かいつまんでこの2人の女性にまつわるあらすじを書きますね。

今回はリョービンの実兄、ニコライの話です。
リョービンは、アンナの兄嫁の妹、キティのダーリンです♪

アンナカレーニナあらすじ (by koala その7) 

ニコライは重い肺病を病んでいました。
マリアという女性を娼婦の世界から救い、
一緒に暮らしていました。
2人はリョービンと結婚する前のキティと、
ドイツの療養地で、会ったことがあります。

死期が近いほどに弱ったニコライの状態を、
マリアは手紙でリョービンに知らせてきました。
話を聞いたキティは一緒に行くと言いますが、
新婚の夫が出かけてしまうのが淋しくてついてくるのだと、
キティの意図を誤解したリョービンは怒ります。

「1人でつまらないならモスクワにでも行けばいい」
「夫が悲しんでいる時に、そばにいるのが妻じゃないの」
まあ、こんなすれ違いのケンカでした。

身を持ち崩して貧乏な兄が、死にかけているというのです。
リョービンは兄が心配ですぐに駆けつけたく思っていました。
キティには、さぞかしのひどい兄の様子も見せたくないし、
兄の相手が元娼婦なので、会わせたくないし、
どんな所に泊まるかもわからないので、妻が来るのが負担なのです。

結局、キティを同行して兄ニコライに会いにいったリョービンは、
汚い部屋に寝ている、やせ細り弱りきった兄に会いました。
そのひどい様子を見て、キティを兄に会わせまいと決めますが、
キティは苦しむ夫の顔を見ているだけの方が辛いと言って、
ニコライに会うことを懇願します。

キティはかつてヴロンスキーに手痛い失恋をして、
療養したときに、病人の手助けなどした経験があったので、
ニコライのひどい様子に心から同情しつつ、
てきぱきと必要なことをしてあげることができました。
立派な医者が呼ばれ、シーツやタオルを交換し、
絨毯が敷かれ、必要な飲み物や下着類が揃えられました。
聖餐式と塗油式をすませるように、
ニコライを説得したのもキティでした。

ニコライは気難しい、かんしゃくもちでしたが、
キティをとても気に入りました。
会いに着てから10日目に、キティは体調を崩して少し寝込みました。

ニコライは苦しみながら息を引き取りましたが、
最後の顔は安らかでした。

かつて自分の家をニコライが訪ねて来た時、
リョービンはその姿に死を思い、恐怖を感じていました。
キティへの失恋で苦しく、農場経営にだけ打ち込んでいた頃でした。
兄を失って辛い気持ちも、自分の先にも死が待っているという意識も、
その時のような絶望感をリョービンに与えませんでした。
死が控えていても、生きて愛することが必要だと思ったのです。
彼は愛が自分を絶望から救ってくれたのを感じていました。

ニコライの死後、キティの体調不良は妊娠だったとわかります。


今日はここまで~。明日はカレーニンのお話になります。
                         
                                  
        

アンナカレーニナその6

category - 日記
2011/ 01/ 24
                 
http://image.space.rakuten.co.jp/lg01/77/0000146977/18/img08c41cc6zikczj.jpeg
チョコレートのお酒、というのを見つけました。
ショコラブルワリー ビター
(スイートもありました)
初めにビターチョコの味がして、すぐビールの味になります。
コクがあって少しまったりして、黒ビール系のお味。

さて、読書タイムでございます~♪

アンナカレーニナあらすじ (by koala その6) 

「もし妻があなたに会いたがったら、あなたにお伝えします。
しかし、今は離れていただいた方がいいでしょう。」
カレーニンにそう言われたヴロンスキーは、
恥辱にまみれた気持ちで帰宅しました。

このところ、嫉妬深くなることの多かったアンナに対して、
冷めかかっていたと感じていた愛情が、永遠に彼女を失った今、
かつてないほどの激情としてよみがえってくるのでした。

永遠に失われた幸せな思い出が彼を苦しめました。
この先の人生が全て無意味に思えるような絶望感に囚われ、
自分が卑小に思えて仕方ありませんでした。
気がついたら、彼は拳銃自殺を図って、しかもそれに失敗していました。

召使が血まみれで倒れているヴロンスキーを見つけました。
兄嫁が医者を呼んで、自分も駆けつけました。
そしてヴロンスキーは一命をとりとめたのでした。

カレーニンは同情という感情を、長い間、
有害無益な弱さとして恥じていました。
しかし、死にかけていたアンナの苦しみを見て、
同情という感情に生まれて初めて浸ったのでした。
それは感動的な気持ちでした。

妻への哀れみと、妻の死を願ったことへの悔いと、
許すことの喜びのせいで、カレーニンは心の安らぎを得ました。

カレーニンは妻を哀れみ、苦しみ悔いる妻を許しました。
ヴロンスキーも許し、哀れみました。
自殺未遂の話を耳にした後は尚更でした。
2人の間に生まれた女の子に関しては、哀れみに優しさの混じった、
特別の感情を覚えていました。
カレーニンは、同情から、自分の子でもない
この赤ちゃんの面倒を見始めましたが、
面倒を見ている間に、段々と可愛くなってきたのです。

医者たちに99%助からないと言われたアンナでしたが、
だんだんと回復してきました。
死にかけていたときに夫に許して欲しいと言ったアンナですが、
心の通い合わぬ夫婦という点が変わったわけではありません。

カレーニンはアンナの授乳を禁止し、乳母を雇いますが、
赤ちゃんは泣いてばかり。見かねた人が注意をします。
乳母の乳が出ていないようなので、乳母を変えるべきだと。
それをアンナに言うカレーニンですが、アンナは腹が立ちます。

「なぜ私に授乳させてくれないのですか?あれほどお願いしたのに。
事情はどうあれあの子はまだ赤ん坊なんですから、
これじゃあ死なせてしまいますよ。
授乳させてくださいとお願いしたのに、許してもくれないで、
今になって私を責めるなんて。」
「別に責めてはいないさ。」
「いいえ、責めていらっしゃいます!
ああ、どうして死んでしまわなかったのかしら!」
アンナは号泣しながら、夫に発言の非礼を詫び、
でもどうか一人にしてくださいとお願いします。
アンナはカレーニンに苛立ち、カレーニンもそれを感じています。

カレーニンは、危篤のアンナに接してから、変わりました。
妻に仕返ししたいと思っていたのに、今は妻に同情していました。
しかし、アンナはカレーニンのその立派さも辛いのでした。
責める余地のない素晴らしい人格の夫なのに、
その夫に耐えられないと感じ、憎しみを感じている自分の罪深さを感じ、
心から愛していたヴロンスキーのいない人生を思うと、
アンナには絶望しかなかったのです。

兄、オブロンスキーはアンナの気持ちが理解できました。
アンナに会って話をし、その後カレーニンに会って、
離婚するのが最善ではないかと提案します。

アンナが死にかける前とはカレーニンの心はとても変わっていました。
子供と引き離す罰としての離婚はもう頭にありませんし、
体裁だけのために離婚しないという気持もありませんでした。
カレーニンはアンナの立場で物を考えることができるようになっていました。

カレーニンが離婚をしぶるのには理由がありました。

現代日本の離婚と、この時代のロシアの離婚との違いは大きいです。
結婚は神との約束ですから、当事者が離婚したいと言えば
離婚できると言うようにはなっていません。
カソリックの教えにのっとり、理由を公にしなければいけません。
不貞が原因で離婚する場合、不貞を働いた側は再婚できません。

カレーニンがアンナをヴロンスキーと再婚させてあげたければ、
不貞を働いたのはカレーニンだという嘘をでっちあげ、
それを公にしなければなりません。
それはあまりにもカレーニンには耐え難いことでした。

アンナが不貞を働いたと正直に言うことも出来ますが、
ヴロンスキーと正式に再婚できないばかりではなく、
不貞の事実を公の場でさらさなければいけません。
アンナが公に不貞を暴かれ、恥辱にまみれるなど、
カレーニンには言語道断だったのです。

また、子供のこともありました。
アンナの不貞として離婚すれば、アンナは正式な結婚ができません。
非合法の家庭に育つ子供たちの環境は悪いことでしょう。
しかし、自分が子供を引き取れば、アンナは苦しみますし、
自分を許さない仕返しだと解釈することでしょう。

不貞で離婚された女として愛人と生きていくのが、
どれほどの困難を伴うかを考えた時、
カレーニンはそれはアンナにとっては身の破滅だと思いました。

「あの男と一緒になっても、1年か2年すれば相手に捨てられるか、
彼女が新しい相手とくっつくことになる。
とすれば離婚した私も、彼女の破滅に対する罪を負うことになる」

苦しみ、迷いましたが、カレーニンはオブロンスキーの勧め通り、
離婚することに同意し、それはヴロンスキーにも伝えられました。
カレーニンの離婚の意思はアンナにとっても嬉しいことでしたが、
アンナはカレーニンの立場を思い、離婚を辞退しました。
そこまで甘えるわけにはいかないと思ったのです。
息子のことがとても気がかりでしたが、夫の所に残しました。

ヴロンスキーは近衛騎兵大尉で侍従武官でした。
名誉であり、危険を伴うタシケントへの赴任命令が出ており、
アンナと別れてその任につくことになっていました。
しかし、アンナの離婚が持ち上がったので、それを断りました。
ヴロンスキーの立場から言えばありえないことでしたので、
上層部の不興をかうのですが、それを悟ると退官してしまいました。

アンナとヴロンスキーは3ヶ月間(!)ヨーロッパ旅行をしていました。
自由の身になって、健康をどんどん取り戻したアンナは、
夫の不幸に気がとがめながらも、とても幸せでした。

外国なので、2人を冷たい目で見る知り合いもおらず、
赤ちゃんがとても可愛いので、長男の不在による苦痛も、
最初のうちはなく、ヴロンスキーは自分を心から愛してくれて、
アンナ自身も、ますますヴロンスキーが好きになっていました。
2人はしばらくイタリアに暮らしました。
そこでヴロンスキーは絵を描くことに熱中します。
なかなか上手なのですが、彼は絵画についてよい趣味を持っていて、
自分の絵に不満を感じ、完成させることができません。
きっぱりと絵をやめてしまうと、イタリアを去りたくなりました。


今日はここまでです。

ちょっといいな~と思ったアクセサリー。
でも両方とも好みの色の方が売り切れ。
それに似たようなのを持ってる・・・。
でも、とってもお値打ちです。
どなたかいかが?(笑)

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アンナ・カレーニナ その5

category - 日記
2011/ 01/ 23
                 
今日はとっても仕事が忙しかったです!
愛知県碧南市は、とても美味しい人参の産地なのですが、
今日はイベントで碧南市の人参大使(笑)が来まして、
人参の無料配布や人参ジュースの試飲、人参詰め放題のセール、
100円でたくさん入った人参や、人参入り商品の販売で、
かなり人が集まったのです。
無料配布は、品物が何であれ、大人気ですが、今日も長い行列が。
でも、無料配布品をもらっただけで帰るお客様も少なくて、
今日の売り上げはかなりのものだったのでは・・・。


http://image.space.rakuten.co.jp/lg01/77/0000146977/02/img7ac7cb00zik6zj.jpeg
今日のご飯にも碧南産の人参がたっぷり(笑)

そういえば、最近、ご飯のアップをしてなかったですね。

http://image.space.rakuten.co.jp/lg01/77/0000146977/03/img663b2e33zikdzj.jpeg

http://image.space.rakuten.co.jp/lg01/77/0000146977/04/img6bdc18f8zik5zj.jpeg

ごらんの通り、ダイエットは出来ていません。
年末年始に増えた1キロはそのままkoalaの体に保存されております~。

さて、今日もアンナ・カレーニナの続きを読んでくださいね♪

アンナカレーニナあらすじ (by koala その4) 

ヴロンスキーに手痛い失恋の仕方をしたキティは、
病気のようになってしまい、両親とともに、
ドイツの保養地に出かけました。

保養先で、いろいろな人と知り合うキティでしたが、
中でも、シュタール夫人の付き添いをするワーレニカに惹かれます。
キティにとって社交界における若い女性の態度は、
若い男性に自分という商品を陳列しているように思われました。
そうしたものを超越した喜びや尊厳をキティは求めていて、
ワーレンカにそうした魅力を感じたのです。
保養地で健康を取り戻したキティはロシアに戻りました。

キティにプロポーズして断られた地主貴族リョービンは、
田舎での農園経営の仕事に打ち込みます。
都会での社交界の暮らしとは違った、農村での生活ぶりが
生き生きと描かれています。
リョービンは、管理を任せて遊んでいる貴族ではなかったので、
よりよい農園経営のあり方を模索しながら、自分も農園に関わります。
一人一人は気のいい農夫であっても、新しい方法になじまず、
せっかくのリョービンの計画を勝手にダメにしてしまうので、
自分の指示が守られるようにチェックする必要があるのです。
当時は、農奴解放後の混乱もあり、
普通に農園経営をしていても、赤字でした。
収益をあげたい経営者たちは経営方法を模索していました。

キティの姉ドリーは夏の間、子供たちと田舎で過ごすことにしました。
仲のよい妹のキティも保養先から帰ってきたら呼ぶつもりでした。
リョービンに出会ったドリーは、キティとリョービンの仲を
取り持ちたいと思い、リョービンにキティの話をします。

リョービンとキティはもともと仲が良かったので、
キティの母親以外は、キティとリョービンが結ばれるだろうと思っていました。
ドリーはキティがリョービンのプロポーズを断ったことも知らずにいましたが、
それを理由にリョービンがキティに会うのを断っても、
女性の立場からキティをかばう発言をして、会いに来るように誘いました。
もう一度プロポーズすれば受け入れるだろうとほのめかしもしました。

リョービンはキティを愛していたので、会いたいのですが、
「あの人が望む相手の妻になれないからといって、
では僕の妻になってくれと頼むわけにはいかないじゃないか」と
会いに行くことを避ける気持ちも強かったのです。
自分のプライドもあり、キティのプライドも尊重したかったのです。
しかし、キティの父親で自分の年上の友人、オブロンスキー自宅での
食事に誘われたことで、結局キティに会うことになります。
リョービンの異母兄とカレーニンも来るということでした。

食事会でキティと打ち解けたリョービンは、
テーブルにチョークで字を書きました。
言いたい言葉の単語の頭文字だけを並べたのですが、
これをキティはすぐに理解しました。
2人で頭文字を書きあう会話をして、愛情を確認しあいました。

その食事会にはカレーニンも出席していました。
怒り心頭に達しているカレーニンは、離婚を決意しています。
アンナに、今までどうりに暮らし、ヴロンスキーに会うなと言ったのに、
ヴロンスキーがアンナを訪ねてきた際に、出くわしてしまったのでした。

アンナの兄夫婦、オブロンスキーとドリーは、カレーニン家とは
場所が離れているので、アンナの浮気の話を知りませんでした。
アンナのことを聞かれて、カレーニンが離婚するつもりだと言うと、
2人は驚いて、何かの間違いだと言います。
間違いではないと説明すると、離婚を思いとどまるようお願いします。

「私はあの女のためにあらゆることをしてやったのに、
あの女は何もかも泥まみれにして踏みにじったのです。
まったくあの女の性にあったやり方です。
あの女だけは心底憎いと思います。」

アンナは精神的に追い詰められていました。
夫と別れれば、息子を失いますが、耐えられそうにありません。
最初にヴロンスキーが、全てを捨てて自分と逃げようと言ってくれれば、
従うことができただろうにと思ったりします。
アンナがしたたかな女だったら、結婚生活を維持したまま、
黙ってヴロンスキーと密会していたでしょうし、
当時そういう上流夫人はそれほど珍しくなかったのです。
アンナは正直に生きたいと思いましたが、心の強い女性ではありませんでした。

アンナは愛情のことしか考えずに突っ走りますが、
ヴロンスキーは男として経済的なこと、仕事のことも、
あれこれ考えずにはいられません。当然です。
貴族と言えば、お金には困らないかと言えば、そうでもなかったのです。
アンナと幸せに暮らしていくだけのお金は実はありませんでした。

出世も棒に振ったし、結婚するつもりはなかったので、
自分の財産の取り分も、結婚した兄に多く譲っていたのです。
母親は、出世を棒に振ってアンナと恋に落ちた息子をよく思わず、
アンナと別れないまま、資金援助をしてくれそうにありませんでした。

そういうことのわからないアンナは、自分がヴロンスキーを愛するほど、
愛されていないのを不安に思い、嫉妬の発作を繰り返すようになります。
会っているときは、実際より彼を美化して幸せになりますが、
会えない時間に妄想を膨らませ、モテ男のヴロンスキーを疑うのです。
ヴロンスキーは浮気などしていなかったのですが、
アンナには愛だけが全てで、その愛ゆえの嫉妬と理解しつつも、
この嫉妬の発作に怯え、気持ちが冷めていくのを感じていました。

そんな頃、リョービンとキティは祝福されて結婚します。

離婚の相談で弁護士に面会し、離婚に動いていたカレーニンに、
ある日アンナからの電報が届きます。
「死に掛けています。どうか帰って来てください。
許していただければ、楽に死ねます」
最初、嘘だと思ったカレーニンでしたが、本当だったらと思いなおし、
アンナの所にかけつけることにします。

駆けつける道すがら、カレーニンは、妻が死ねば、
自分の窮状が一挙に解決されるだろうという期待を、
必死になって頭の中で押し殺していました。
建物の入り口に入るときは、自分の決意を確認しました。
「嘘だったら、冷ややかに軽蔑してそのまま去る。
本当だったら礼節を守る」

カレーニンがアンナのいる部屋に入ると、ヴロンスキーが泣いていました。
アンナは産褥熱で、熱にうなされ、うわごとを言い、死にかけていました。
夫が来たのを認めるとアンナは優しい表情で話し出しました。
「私に驚かないでね。私は今でも昔のままよ。
でも、私の中にもう1人の女がいるの。私、その女が怖い。
その女があの人を愛して、それで私はあなたを憎もうとしたんだけど、
やっぱり前の自分が忘れられなかったの。」

「ひとつだけ覚えていて。私に必要だったのはただ許しだけで、
それ以上、何もいらないの。・・・あの人、どうしてこちらに来ないのかしら。」
あの人というのは、顔を手で覆って泣いているヴロンスキーでした。
「来て、こちらに来て!この人と握手して!」
カレーニンはヴロンスキーの手を顔からどけました。
アンナがヴロンスキーの顔を見たいと言ったからです。
苦悩と恥のせいでひどい顔をしているヴロンスキーに、
やはり涙を流しながらカレーニンは手を差し出します。

その様子を見てアンナは「それでいいわ、それでいい。
これでもう全部済んだわ」と言って、また苦しみだしました。

カレーニンはヴロンスキーに、電報を受け取った時、
自分が妻の死を願ったことを告白します。
しかし、今は妻を許し、許すことの幸せを感じているとも言います。
「たとえあなたに泥の中に踏みにじられても、
世間の笑いものになってもいい、私は妻を見捨てませんし、
あなたにも非難の言葉を浴びせはしません。」
「もし妻があなたに会いたがったら、あなたにお伝えします。
しかし、今は離れていただいた方がいいでしょう。」


今日はここまでです~。
                         
                                  
        

アンナカレーニナのあらすじ その4

category - 日記
2011/ 01/ 22
                 
昨日はご近所の友人5人で新年会を開きました。
同じ年齢の子供がいるという、かつてのママ友ですが、
時は流れ、その子供も、21歳になっています。
昔は子供の話が多かったのですが、話題が変わってきました。(笑)

さて、もう飽きちゃった方がスルーし始めた(?)あらすじです。

アンナカレーニナあらすじ (by koala その4) 

アンナは夫のことを機械のような人だと言いましたが、
実際のカレーニンは途方にくれていました。
優秀な大物官僚である彼は、仕事のできる男でしたので、
難題を理性的に解決するのを得意とし、自信を持っていましたが、
感情に関する問題に自分が振り回されることが起こるとは、
夢にも思っていなかったのです。
自分にも誇りを持ち、妻も同じだと信じてきた彼には、
その妻が、若い男に惹かれるなどということは想定外でした。

想定外の出来事に、自分の持っているスキルで対応しようとして、
彼は大きな壁につきあたってしまいます。
妻アンナは、芝居をすることで話し合いを避け、
夫である自分の助言にも聞く耳を持ちません。

カレーニンには、他の人の気持ちになって考える習慣がないばかりか、
自分の気持ちを掘り下げて考える習慣すらありませんでした。

当時の結婚に関する法が巻末に出ていました。
「妻は家長である夫に従い、夫への愛と敬意と無限の服従のうちに暮らし、
一家の主婦として絶えず夫に喜びと慈しみを提供することを務めとする」
「夫は妻を自らの身体のごとく愛し、妻の欠点を矯正する」

これが結婚の常識だったとしたら、カレーニンが妻の不倫の気配を感じて、
真っ先に、「妻の欠点を矯正する」義務を感じたとしても、
無理ない面もあったと思われます。
表向き冷静に妻の欠点の矯正を考える発言しかしない夫に、
アンナは嫌悪感を募らせます。
2人の年齢は20歳も違っていました。

恋人のヴロンスキーが出る馬のレース場に、アンナは出かけますが、
そこには夫のカレーニンも来ました。
夫が知り合いと挨拶する様子を見ながら、アンナは思います。

「ただただ見栄を張りたい、成功したいという望み。
あの人の心にあるのはそればかり。
だから高尚な考えも、教養への愛も宗教も、
ぜんぶ成功するための道具に過ぎないんだわ」

「私は悪い女だ。滅びた女だ。
でも私は嘘をつくのは嫌いだし、嘘には我慢ができない。
でもこの人は、嘘を糧にしているんだわ。この人は何もかも知って、
気づいているくせに、何ひとつ感じていないんだわ。」

「もしこの人が私を殺し、ヴロンスキーを殺したら、
私はこの人を尊敬したでしょう。でもそんなことは起こらない。
だってこの人に必要なのは嘘と世間体だけなんだから」

ヴロンスキーのミスで、馬はヴロンスキーを乗せたまま転びます。
それを見たアンナは泣き出し、嗚咽の声まであげました。
カレーニンは動揺している妻を会場から連れ出そうとしますが、
アンナは断るだけではなく、ヴロンスキーを愛していると告白します。
「あなたのことなんか大嫌い。怖い、憎い」とまで言い切ります。

侮辱されたカレーニンは痛みと共に、不思議な開放感を味わいます。
妻は堕落した女であり、自分は悪くないと思ったのです。
「あの見下げ果てた女が罪を犯したからといって、
私が不幸になるいわれはない。
私はただ、あの女のおかげで立たされた苦境を脱するために、
一番いい方法を見つけ出しさえすればいいのだ。」

決闘は危険だし、離婚は高級官僚の自分に敵がつけこむ元になり、
別居は、正式な離婚と同様、アンナの望む所になります。
離婚も別居もせず、今まで通り暮らすよう、アンナに通告しました。
そうしなければ、アンナと子供にどんな事態が待っているかと
アンナを脅すことも忘れませんでした。

もはやアンナなどどうでもよくなってきたカレーニンでしたが、
アンナとヴロンスキーを幸せにするわけにはいかない、
犯した罪の報いを受けさせてやりたいという本心には、
自分でも気がつかず、自分の正しさをこう解釈していました。
「私は罪に落ちた妻を遠ざけることなく、相手に更生の機会を与え、
自分の力の一部を妻の更生と救済のために捧げることになる」

アンナの反応は少し長いですが、大事だと思うので読んでくださいね~。

「正しいのよ!正しいのよ!」
「もちろんあの人はいつだって正しくて、キリスト教徒で、
寛大な心の持ち主なのよ!それにしても卑劣でいやらしい人間だわ!
しかもそのことは、私をのぞいて誰にもわからないし、これからも
わかりっこないわ。私だって上手く説明できないもの。
世間ではあの人のことを、人徳があって、高潔で、賢明な人だと言うけれど、
そういう人たちには私が見てきたものが見えないんだわ。」

「あの人がこの8年間、私の生活を押さえつけ、
私の中にある生きたものを全部窒息させようとしてきたことを、
私が愛なしではいられない生きた女なのに、あの人はそれを1度だって考えようとしなかったということを誰も知らないんだ。
あの人が事あるごとに私を侮辱して、そういう自分に満足していたことを誰も知らないんだ。
私は全力で努力してきたんじゃなくて?
あの人のことだって一生懸命好きになろうとしたんじゃなかった?」

「(手紙の文章の一文をあげて)これは息子を取り上げるという威嚇だわ。
あの人は私があの子を捨てないし、息子がいなければ、
たとえ好きな人と一緒でも生きていけないと知っているのよ。」

「私たちの生活なんて、前からやりきれないものだったし、
特に最近はひどかった。あの人だってわかっているんだ。
これまで通りに生活しても、嘘とまやかしのほか、何も得られないことを。
でも、あの人には、私を苦しめ続けることが必要なんだ。」


今日はここまでです~。
                         
                                  
        

アンナ・カレーニナ その3

category - 日記
2011/ 01/ 20
                 
今日は職場のジャイアンが同僚にひどいことを言ったので、
むかついたkoalaでありました。
腰痛のある人に「無理しないでね」と言ったまではよかったのに、
続けて「急に休まれると迷惑だから」って言ったの。
この間、腰痛で急に休んだから、あてこすりでしょうね。
そんなことが多いわけでもないし、持病が悪化するのは仕方ないのに、
上の指導者ならともかく、失礼な人。
ジャイアンは始終そういう言い方をするし、命令や説教が好き。
とにかく自分より後に入ったパート仲間にはすごくえばってる・・・。

気分を変えて、アンナ・カレーニナを読みましょうか♪


アンナカレーニナあらすじ (by koala その3) 
ヴロンスキーによると、人間は2種類に分類できました。

夫は妻だけと添い遂げ、処女は純潔に、女は慎み深く、
男は雄雄しく節度と不屈さを備え、子供を育てていくという
旧弊なモラルを信じている低級で滑稽な種族と、
自分達のような本物の種族、といった分類です。

本物の種族は、エレガントで美しく、心が広く、大胆で、
陽気で、あらゆる情熱に大胆に身を任せ、
他の全てを嘲笑って、快適な世界に住んでいるというわけ。

カレーニン夫妻は、この分類に従うと、全く前者に属していました。

アンナはヴローニンと自分とのことを、夫に話す必要はない、
話せば重要でないことを重要視することになるからと考えます。
かつて夫の若い部下が自分に告白したことを話した時、
夫が言った言葉を思い出したのです。
「自分は妻の節度に全幅の信頼を置いているから、
やきもちを焼いて妻と自分を貶めることは決してない。」

一方、ヴロンスキーに裏切られたキティは、ひどく体調を崩します。
深いショックと悲しみのためですが、周囲は医者にかからせます。
キティの状態は手紙によってアンナにも知らされます。

社交界でヴロンスキーと会ったアンナは、キティの状態を伝え、
モスクワに戻ってキティに謝って欲しいと言いますが、
ヴロンスキーははっきりと断ります。
「あなたはそんなことを望んではいらっしゃらない」

「私が安らかな気持ちでいられるようにしてください」
今度はそう言って、ケティの所に戻ることを願ったアンナに、
ヴロンスキーは熱く愛を告白します。
もちろん、社交界の面々の聞こえる所ではなかったですが、
同じ空間の、隅っこで長く語り合う2人を見れば、
何事が起こっているかは一目瞭然でした。

2人が語り合っている最中に、夫であるカレーニン氏も来ました。
自分にはやきもちなど無縁だと信じているカレーニン氏は、
妻とヴローニンが2人で離れた場所で夢中で話しているのを、
最初は何とも感じていませんでした。
しかし、その場の雰囲気で、他の人たちが不快感を持ち、
はしたないことだと思っているのに気がつきました。

カレーニンは、感情の問題を深く考えることは苦手でした。
彼にとって、嫉妬は自分にはふさわしくない低俗なものだし、
貞淑であって当然の妻を侮辱するものでもありました。
また、他人の立場で考えたり感じたりすることは、
彼には無縁でした。それは有害にしか思えなかったのです。
しかし、妻とヴローニンの間に何かあったのではという思いもありました。

混乱した彼が出した結論はこうでした。
「妻の心の中で何が起こったかということは
妻の良心の問題であって、私の関与するところではない。
夫は妻を指導する責任があるから、説教しなくてはいけない」

カレーニン氏は妻にクールな説教を始めました。
アンナはしらばっくれて、夫の言うことがわからない、眠いと言います。
しかし、私はおまえの夫であり、愛しているのだと言われて、
この人に愛することなんかできるのかしら?とむっとします。
話し合いにはならず、夫が眠った後にアンナは微笑んでつぶやきます。
「遅いわ。遅い、もう遅いのよ」

しかし、アンナは大胆な悪女などではありませんでした。
誰にでも好かれる大物官僚の妻として生きてきた彼女には、
今や話し相手はヴロンスキーしかいません。
それに平然としていられるような神経ではなかったのです。
アンナは、恋のときめきと、恋以外の全てを失った恐怖に支配されていきました。

そんな時、アンナは妊娠に気がつき、ヴローニンに告白します。
ヴローニンはとっさに強い嫌悪の感情を抱きますが、
離婚して自分と一緒になろうと言います。
「ご主人にすべて話して、別れるんだ」

アンナはそれは無駄だと断言します。
「あの人はきっとこう言うわ。
私は君に対して、これが如何なる結果をもたらすか、
警告しておいたはずだ。
今さら私は自分の名を辱めるわけにはいかない」

「要するにあの人はいかにも官僚らしく、はっきりと正確に、
私の身を自由にすることはできないし、自分の力が及ぶ範囲で、
スキャンダルを防ぐ策を講じる、と言うでしょう。」
「あの人は人間でなくて機械なの。しかも怒ると獰猛な機械になるのよ」

では駆け落ちしようとヴロンスキーは言います。
アンナは息子を失うことを考えると怖ろしくてたまりませんが、
それが駆け落ちできない理由だと言うことができませんでした。
ヴロンスキーはアンナが一番気にしているのが息子のことだとは
全く気がつかず、駆け落ちをしぶるアンナが理解できません。

今回はここまでです~